フランソワ・カリヨン
クライヴ・コーツ最高評価の3つ星生産者ルイ・カリヨンから独立
ルフレーヴやソゼと並ぶピュリニー・モンラッシェ屈指の造り手ルイ・カリヨンの引退に伴い、2010年にドメーヌは兄弟ふたりの間で分割され、次男のフランソワが起こしたドメーヌがフランソワ・カリヨンです。
フランソワは、先代のルイからピュリニーが誇るプルミエ・クリュ「ペリエール、シャンガン、コンベット」などを含む合計5.4haの優れた畑を受け継ぎ、さらに新しい畑も積極的に入手しています。現在のブルゴーニュで良い畑を手に入れる事は極めて困難な状況であるが、カリヨン家がこれまで地元で培ってきたヴィニュロンとの厚い信頼と強いネットワークを築いてきたからこそ、僅か数年で14haにまで拡大することができました。
ルイ・カリヨン時代より、技術・栽培責任者として経験を積み重ねてきたフランソワ。「畑がワインのクオリティを造る」というワイン造りへのモットーにより、ルイ・カリヨン時代のクオリティを一貫して保っています。ブドウ栽培にはビオロジックを採用。1992年から除草剤は使わず、馬やトラクターを用いて畑の土を耕し、剪定や芽かきによる収量制限は平均40hl/haと厳しく、植樹密度は10,000本/haと高いです。ルイ・カリヨンのクオリティを支えてきた祖父仕込みの職人気質の畑の手入れは、様々な生産者を見てきたWine Advocate誌の評論家ですら「すっかり圧倒された」とコメントするほど徹底されています。