イミッヒ・バッテリーベルク

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革新的手法で辛口リースリングを根付かせた第一人者

モーゼルで1425年から続くワイナリーであるイミッヒ・バッテリーベルクは2009年に引き継いだゲルノート・コルマンによりさらなる進化を遂げました。

ゲルノート・コルマンは1999年にファン・フォルクセン醸造所の立ち上げを現オーナーの右腕として尽力し、また、当時のモーゼルに改革をもたらした人物でもあります。ゲルノートはより高い品質のワインを造るために収量が落ちる高樹齢の古木の使用にこだわりました。平均の半分の収量に抑え、辛抱強く完熟を待ちブドウを収穫しました。こうしたブドウ栽培は、当時は常識から大きく外れていたため周りから呆れられましたが、現在となっては上質なワインを作るための新たな常識となりつつあります。

そのように収穫したブドウを亜硫酸以外の添加物を一切使わずに野生酵母のみで発酵。徹底したこだわりの末に生まれた辛口リースリングは「モーゼルらしくない」と一時期批判の的となりましたが、間も無く「リースリング・ルネッサンス」と呼ばれる辛口ドイツワインの一大ムーヴメントを引き起こしました。

自然的アプローチが生み出すドイツ最高峰のワイン

2009年の就任以降も同手法で高品質な辛口リースリングやシュペートレーゼを造っています。中には傾斜40度にもなる斜面になるブドウから造られるワインには凝縮感があり、目が覚めるような綺麗な酸味と程よい厚みのバランスが素晴らしい味わいに仕上がりますす。また温暖化の影響も合わさり近年、シュペートブルグンダーが非常によく熟し木樽での長期熟成にも耐える素晴らしいワインを生み出しています。

輝かしい功績と確かな技術を持ったゲルノート・コルマンが就任して以来、イミッヒ・バッテリーベルクは著しく評価を高めており、今後のさらなる飛躍に全世界が注目する存在へとなりました。