ソーヴィニヨン・ブラン / Sauvignon Blanc

ソーヴィニヨン・ブラン - Wine Library

Sauvignon Blanc

ロワールニュージーランドが解放した鋭さ——ハーブと柑橘が弾ける、白ブドウの最も個性的な表現

ソーヴィニヨン・ブランは、フランスロワール地方を代表する白ブドウ品種です。サンセールやプイィ・フュメがその最高峰とされており、石灰質土壌が生むミネラル感と鋭い酸が世界中のワイン愛好家を魅了してきました。20世紀後半にはニュージーランドのマールボロが独自のスタイルを確立し、パッションフルーツや青草を思わせるアロマで一大産地となりました。ボルドーではグラーヴソーテルヌセミヨンとのブレンドに使われ、辛口から極甘口まで幅広いスタイルを生み出しています。

ソーヴィニヨン・ブランは早熟な品種で、冷涼な気候との相性が特に良い品種です。2-メトキシピラジンと呼ばれる化合物が青草やピーマンのアロマをもたらし、チオールと呼ばれる化合物がグレープフルーツやパッションフルーツの香りに寄与します。この品種の個性的なアロマプロフィールは産地や収穫時期によって大きく変化し、テロワールへの感受性の高さが造り手の腕の見せどころとなっています。

ミネラルとハーブの緊張感——産地ごとに異なるソーヴィニヨン・ブランのテロワール表現

ソーヴィニヨン・ブランのワインは、青草、柑橘、白い花、ハーブのアロマが特徴で、フレッシュでドライなスタイルが多いです。ロワールのサンセールやプイィ・フュメは石灰質・フリント質土壌由来のシャープなミネラルと凛とした酸が際立ち、熟成による複雑さも見せます。対してニュージーランド産は果実の爆発的なアロマとジューシーな果実味が特徴で、フレッシュな飲み口が魅力です。シャルドネと並ぶ白ワインの主要品種でありながら、よりはっきりとした個性を持つため、好みが分かれることも多い品種です。