プリューレ・ロック

プリューレ・ロック - Wine Library

Prieure Roch

DRCの元共同経営者が作り上げた唯一無二のロックスタイル

ニュイ・サン・ジョルジュの名門、ドメーヌ・プリューレ・ロック。創設者であるアンリ・フレデリック・ロック氏は、共同経営者のヤニック・シャン氏とともに厳格なビオディナミ栽培と100%全房発酵を行い、果実本来の旨味が率直に表現された、想像を超える純粋さのブルゴーニュワインを生み出してきました。アンリ氏は2018年11月に惜しまれながら逝去されましたが、ヤニック氏がその遺志を継ぎ、さらなるドメーヌの発展に力を尽くしています。

マダム・ルロワの甥であるアンリ氏は、ルロワ一族でありながら、挑戦的なワイン造りを実践し、DRCの共同経営者としても名を馳せました。また、その意志や思想は、現在のヤニックはじめ、ロックのワイン造りに関わる全ての人々にしっかりと継承されています。

プリューレ・ロックではアンリ氏が古文書を研究し復活させた、700年以上前にシトー派の修道士が行っていた、ブドウ栽培 醸造方法を実践しています。彼曰く、「これは微生物を活性化させることにより肥沃な土壌を維持し、宇宙の摂理と調和を目指した栽培方法である」と、このいにしえから伝わる農法に確固たる自信を持っています。
ドメーヌ設立当初よりビオロジック栽培を実施。除草剤などの農薬や化学肥料は一切使用しない。また肥料自体をほとんど使用していませんが、使用する場合は有機肥料(ブドウの若枝とワインの搾りカス、牛糞などを寝かせたもの)、つまり“生きている”肥料しか使用しません。

そのユニークな造りから生まれるワインはロック香とも言われる独特の風味を放ち、決して濃くはない色調ながらタンニン分も十分感じられます。その上に梅やシソ、上質な出汁を思わせる香りが広がる独特の世界を魅せます。