オールドワインの取り扱いに関して

古いワインの取り扱い

ヴィンテージワインワインを飲むにあたっての注意点

昔からフランスなどで「ワインには旅をさせるな」と言われたように、ワインはとても繊細で、振動、光、熱、温度変化には大変敏感なお酒です。特に長期熟成されたヴィンテージワインはとてもデリケートですので、保管や運搬には十分お気をつけ下さい。

ヴィンテージワインの取扱方法

お手元に届いたばかりのワインは運搬の際に振動を与えられてしまっている為、美味しくご賞味いただく為には、2~3週間、ワインに適した環境(下記参照)で落ち着かせた上で、沈殿した澱が舞わないよう、ボトルを静かに扱いながらグラスに入れてお召し上がりになられる事をお勧めいたします。

※ 抜栓にあたってのご注意 ※
ヴィンテージワインのコルクは大変繊細で壊れやすいものです。コルクが瓶の中に入らないよう気を付けて抜栓してください。(専用のオープナーなども販売されております)

購入した後の保存方法

(1)高い温度、(2)温度変化、(3)光、(4)振動、(5)臭い、(6)乾燥、など
にとても敏感で、品質の劣化や酸化を招いたり、液漏れが発生したりします。

購入した後、すぐに飲まずに保管される場合必ず、暑い場所には置かないで下さい。
→温度変化が少なく、涼しく、光があたらず、振動のない空間がベストな環境です。

ワインセラーが一番なのですが、基本的には冷蔵庫で大きな問題はございません。

理想として、湿度が60%前後、温度が15度前後で安定していること。振動がなく光が遮断されている状態がベストです。ただ、ワインセラーがない場合には、ご家庭では冷蔵庫に入れることをお勧めしています。

ただ冷蔵庫は温度・湿度共に低すぎること、振動もありドアの開閉による庫内温度の変化や、食品の匂いが移ってしまう可能性があることから、長期の保存にはあまり適していません。
熟成を楽しむ長期保存用ワインや、大事なワインを保管するのであれば、ワインセラーで保存する事が一番です。

 

ワインの底に何か沈殿物/ワインの液体中に浮遊物について

沈殿物はワインの「澱(オリ)」と言い、熟成をしていく間に発生、不溶性となったワインの色素や渋味の成分がボトルの底に沈殿したもので、ワインの旨み成分ともいえるものです。
また、ワイン中のカリウムと酒石酸が結合し、結晶化して「酒石酸カリウム(酒石)」を生み出す事があります。

いずれも元来ワインが持っている成分ですので、人体に影響を及ぼすものではありませんし、長期熟成のシンボルとも言える存在です。ただ、口に入れて美味しいと感じるものではありませんので、お飲みになる際はそっと底に沈めたままお注ぎになるか、デキャンティングをしてお飲みになることをお勧めします。

明らかな劣化が見受けられる場合

弊社では、徹底的な管理を行いワインの品質を保っておりますが、万が一ブショネや熱劣化などの明らかな劣化があると思われた際には、テイスティング量以上減らさずに中身を保管した上で当店のEメール(wine.library@liberte-llc.com)にお客様のお名前、ご連絡先、該当するワインの名前をご連絡ください。

著しく量が減っている場合は返金を受け付けられませんのでご了承ください。

 

現物を確認・検品の上で交換、一点ものに関しましてはクーポンでのお返し等の対応をいたします。対応に関しましては輸入元の最終判断に委ねられます。

なお、ご注文時の送料・代引き手数料などは返金できませんのであらかじめご了承ください。