ベルナール・モロー / Bernard Morau
Bernard Morau
ベルナール・モロー
ドメーヌの歴史と概要
ドメーヌ・ベルナール・モロー・エ・フィスは、ブルゴーニュのシャサーニュ・モンラッシェ村で19世紀から続く家族経営のドメーヌです。1809年に初代オーギュスト・モローがセラーを築いて以来、長い歴史を誇ります。
現在の当主は、2000年にドメーヌを引き継いだ4代目のアレクサンドルとブノワ・モロー兄弟です。アレクサンドルがブドウ栽培、ブノワが醸造を担当し、その卓越したワインは、数あるシャサーニュの生産者の中でもトップクラスの評価を得ています。
畑と栽培
ドメーヌは合計14haの畑を所有しており、9haが自社畑、5haが借地です。これらの畑は13のアペラシオンにまたがり、多様な土壌から高品質なブドウを育んでいます。
栽培は公式な認証こそありませんが、全ての畑で有機栽培農法を採用しています。土壌の耕作による空気入れや、厳しい剪定による収量制限で品質を維持。収穫は全て手作業で行い、ブドウは厳格な選果基準で選ばれます。
ワイン造りの特徴
白ワイン 白ワインは、キレの良さと美しいミネラル感が特徴です。特に村名のアペラシオンであるシャサーニュ・モンラッシェは、極めてコストパフォーマンスに優れています。
赤ワイン 赤ワインも非常に上質で、他の生産者にありがちな青っぽさや野暮ったさはありません。穏やかな抽出でフィネスが際立つ、上品でエレガントな味わいに仕上げられています。
テクニカル情報
-
醸造:
-
空圧で優しく圧搾・破砕し、一晩寝かせた後、天然酵母のみで自然発酵させます。この発酵には3〜5ヶ月もの時間を要します。
-
澱引きやバトナージュは行わず、樽内に天然の二酸化炭素を最大限残すようにしています。
-
-
熟成:
-
熟成は全てオーク樽で行い、熟成期間は12〜20ヶ月です。
-
新樽比率はワインの格付けによって異なり、ブルゴーニュ・レジョナルは古樽、ヴィラージュは25%、プルミエ・クリュは30〜50%、グラン・クリュは100%使用します(ヴィンテージにより変動あり)。
-
樽の風味がワインを邪魔しないよう、新樽の焼き加減はライトからミディアムに留めています。
-
熟成後、タンクで1〜3ヶ月間静置し、軽く清澄した後、無濾過で瓶詰めされます。
-
ベルナール・モローの代表キュヴェ
2020 シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru ヴェルジェ/ ベルナール・モロー
ベルナール・モローのおすすめ商品のラインナップは下記からもご覧いただけます。