ユドロ・ノエラ
Hudelot Noellat
シャルル・ノエラから引き継がれた珠玉の自社畑を所有する名門ドメーヌ
ユドロ・ノエラはクロ・ド・ヴージョ、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァン、マルコンソール、スショ、ボーモンなど珠玉の畑の数々を所有していますが、これらの畑はかつてブルゴーニュ屈指のドメーヌとして君臨し、アンリ・ジャイエとも比較されるほどの実力を持っていたシャルル・ノエラが所有していたもので、1978年にアラン・ユドロがシャルルの畑を1/4を引き継ぐことになったという背景があります。また、その他の1/4はJJコンフュロンへ、残る1/2はルロワへと売却されたため、ユドロ・ノエラの持つ畑は彼らの区画と隣接しているということも見逃せない点です。
この背景からもわかる通り、現在ユドロ・ノエラが所有する畑の樹齢は基本的に非常に高く最も古いものでRSVとヴォーヌ・ロマネ一級畑のスショ、ボーモンの1920年植樹、若いものでもニュイ・サン・ジョルジュの1985年です。
「半端じゃない、最高のワイン」 - Wine Advocate
ユドロ・ノエラの魅力は何といってもピュアで透明感のある滋味深い味わいと、先述のとおり高樹齢のブドウ樹から生まれるエレガンスです。醸造の際には通常の半分以下である0.8気圧でプレスを行うことで、より優しくピュアな抽出を行います。さらに新樽率を控えめにしていることも特徴の一つであり、グラン・クリュであっても50%前後に抑えています。この結果、ブドウ本来の味わいが出るとともに、雑味がなくエレガントで旨味たっぷりなスタイルに仕上がります。こうした工夫は現当主であるシャルル・ヴァン・カネイによってさらに磨きがかけられています。1988年生まれという若さながらその才能はすでに開花しており、祖父からドメーヌを引き継いだ2008年より品質をさらに向上させ、世界中から注目を集めるとともに一躍スターダムにのし上がりました。ワイン・アドヴォケイト誌からは「半端じゃない、最高のワイン」と大絶賛され、ティム・アトキンからはブルゴーニュ赤の生産者TOP25に選ばれ、ルーミエやフーリエといった世界最高峰のドメーヌと同等の評価を受けています。
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