ルロワ / Leroy
Leroy

ルロワ
ドメーヌ・ルロワは、マダム・ラルー・ビーズ・ルロワ女史がオーナーを務めるブルゴーニュの生産者です。彼女は「類稀なテイスティング能力を持つ女性」と称され、DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の共同経営者であった経歴も持ちます。
生産者の特徴
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ビオディナミ農法: ルロワはブルゴーニュにおける無農薬栽培の先駆者として知られており、ビオディナミ(バイオダイナミクス栽培法)農法を実践しています。ビオディナミ農法では、化学肥料や農薬を排除し、天体の運行や宇宙のリズムを取り入れた独自の農法を用いています。
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哲学: ルロワの哲学は、「ワインの個性は土地が決定するものであり、生産者はその手助けをするだけ」というものです。
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畑の管理と収量: マダム・ルロワは90歳を過ぎた今でも、週に一度は全ての畑に足を運び、ブドウの状態を観察しているといわれています。徹底した選果と非常に低い収穫量を貫いています。
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醸造: 醸造においては、毎年全キュヴェで全房100%を貫いていますが、房から太い主軸(rachis)を一つずつ手作業で取り除くという、非常に手間のかかる作業を行っています。
ワインの特徴
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テロワールの表現: ルロワのワインは、ビオディナミ農法によってブドウの持つ力が最大限に発揮され、テロワールそのものが表現されていると評価されています。
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味わい: 華やかでエレガント、フルーティなアロマを持ちながら、しっかりとした骨格を併せ持つのが特徴です。熟したベリーを煮詰めたような濃縮感がありながら、舌触りは軽やかできめ細かく、花束のような香りが魅力的です。
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熟成: 長期熟成が可能なポテンシャルを備えており、若い時期は力強さや骨格が前面に出ますが、熟成と共にエレガントさが加わります。メゾン・ルロワのワインは、飲み頃を迎えるまでルロワ社のセラーで熟成されてから出荷されており、深い味わいの伝統的なスタイルを追求しています。
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希少性: 生産量が極めて少なく、希少性が高いため、出会う機会が非常に限られています。
ルロワの代表キュヴェ
1989 クロ・ド・ヴージョ / ドメーヌ・ルロワ
1998 ラトリシエール・シャンベルタン / ドメーヌ・ルロワ
ルロワののおすすめ商品のラインナップは下記からご覧いただけます。