ボノー・デュ・マルトレイ
Bonneau du Martray
ブルゴーニュ白ワインの最高傑作の一つ
モンラッシェと並び世界最高峰の白ワインと讃えられる特級畑、コルトン・シャルルマーニュ。その畑を広く所有し、このワインの代名詞ともいわれる存在がボノー・デュ・マルトレイです。非常に古くからの歴史を誇り、1855年に出版された書物の中に、シャルルマーニュ皇帝が所有していた70ha余りのコルトンのオーナーの1人として、ボノー家の名前が挙がっているほどです。
1966年、前当主であるジャン・シャルル・ル・ボー・ド・ラ・モリニエール伯爵の父が、かつてボノー家が所有していた11haの畑を相続。1994年より2017年4月まで前当主モニエール伯爵がドメーヌの指揮をとっていました。ボノー・デュ・マルトレイが所有する畑の総面積11haのうち、コルトン・シャルルマーニュが9ha、コルトンが2ha。特級畑のみを手掛ける偉大な造り手です。
ブルゴーニュの生産者の中でも特級畑のみを所有するのは、このボノー・デュ・マルトレイだけであり、一目置かれている所以のひとつでもあります。2017年にはカリフォルニア・カルトワインの代表格、スクリーミング・イーグルのオーナーに買収されたことや、DRCが畑を借り、コルトン・シャルルマーニュの生産を開始したことにより近年世界を驚かせました。