赤ワインができるまで
先日ロゼワインの醸造方法について書かせていただいたので、
今回は赤ワインができるまでを書いていこうと思います。
赤ワイン作り方ってどうやってつくられるんだろうと気になってもなんだか難しそうでなかなか注目しないと知る機会ないかと思います。
実際知るまで私はぶどうジュースみたいな感じかな~なんて想像していました。
今回はワイン初心者の方でも分かりやすいように
赤ワインのつくられ方について分かりやすくまとめてみましたので、
ぜひお役に立てたらと思います!
この記事で、赤ワインの醸造法を知っていただけたら
きっとワインを購入される時も、飲まれる時も、ワインがもっと身近に、もっとたのしくなるかと思います♫
赤ワイン作り方
赤ワイン
一言で表すと、
黒ぶどうを皮、種子、果汁を一緒に発酵させたものになります!
黒ぶどうから赤
白ぶどうから白
というのはみなさまご存知かと思います。
しかし、皮の中身は白黒どちらのぶどうも白いのに
どうしてこんなに色の差があるの?と思った方いらっしゃるかと思います!
この答えは
1番最初に書かせていただいたのですが、
赤ワインの赤色をつくるために
皮を一緒に漬け込むことで皮の色をしっかり出しているんです!!!
(これは白とのつくり方の違いにもなります!✧︎✧︎✧︎)
赤ワインはこのように黒ぶどうを皮ごと発酵して、数週間一緒に漬け込むことであのきれいな赤色になるんですね
赤ワインの醸造過程
具体的な作り方についてみていきます。
過程を簡単に書くと
選果
↓
除梗・破砕
↓
発酵
↓
醸し(マセラシオン)
↓
圧搾
↓
マロラクティック発酵
↓
熟成
↓
澱引き
↓
清澄・濾過
↓
瓶詰め
の順で作られていきます!
では、こちら詳しく見ていきましょう!✎𓂃𓈒𓏸
除梗
まず、梗(コウ)とはですが、
果実がつく茎の部分、超簡単にいうとあの上のヘタTの部分ですね
この梗を取り除きます
破砕
そのまま文字通りでブドウの果皮が破ける程度に軽く潰す過程にな
発酵
果醪(=果汁、種、皮とにかく全部のこと!)を木桶やタンクに入
↓発酵はじまると、、、、、
酵母の働きで果醪中の糖分は
アルコールと二酸化炭素に分解!!!
(アルコール度を高めるために補糖【シャプタリザシオン】
赤ワインは30℃前後で発酵されます。
醸し マセラシオン
最初に書かせて頂いていた、赤色(色素、アントシアニン)を出す
このブドウの皮、種子、
この果醪達は先程の発酵の二酸化炭素によって、
この上部にきてしまった果醪達(果皮、果肉、種子達)を果帽とい
この果帽を漬け込みたいので、方法が2つあります!
方法1個目!
ルモンタージュ(ポンピングオーバー)
上から同じ液体(果醪液)をかけて沈殿させよう作戦
方法2個目!
ピジャージュ(パンチングダウン)
人力で棒で混ぜちゃおう作戦
パンチングダウン、なんて名前がぴったりでおぼえやすいですね(∩^ ^ )⊃━☆゚
このようにして醸し、
↑パンチングダウン様子
圧搾
醸し後、
タンクから果汁(ワイン)を抜き取ります。
残った固体(液体以外種子、果皮)を、
さらに圧搾機にかけて液体を得ます。
☆☆☆ちなみに、、、、
ワイン自身の重さ、果帽の重みから抜かれたワイン→フリーラン・
その後圧搾したワイン→プレスワイン
といいます。☆☆☆
マロラクティック発酵
乳酸菌の働きによって、
リンゴ酸が乳酸菌と炭酸ガスに分解される発酵
【⠀効果⠀】
・酸味軽減されまろやかに
・ダイアセチル(副生成物)の香りにより、
+複雑性、芳醇
・リンゴ酸なくなる→微生物学的に安定
熟成
発酵を終えたワインを、タンクまたは木樽で1~2年ほど熟成しま
その間蒸発したワインは補填(ウイヤージュ)されます。
澱引き
澱(別名:リー ぶどう由来ポリフェノール、酒石の混合物)が沈殿するため、
清澄濾過
透明度アップ!!!✧︎✧︎✧︎
清澄剤としてベントナイト、卵白身使われることも!
瓶詰め
早飲みタイプ→瓶に詰めてすぐ出荷!
他ワインによっては瓶詰めされた後にラベル貼らず、熟成(
このような過程を経て赤ワインは作られていくんですね。
たくさんの工程がありますが、工程1個1個に注目してみると、単純で案外わかりやすいですよね^^
余裕がある方は単語とともに是非覚えて見てみてください!
次回は白ワインができるまでについて書こうとおもいますので、
ぜひまたチェックして頂けましたら嬉しく思います!
土田のぞみ