ジラール・ボネ / Girard Bonnet

ジラール・ボネ - Wine Library

Girard Bonnet

Decanter 「2024 注目すべき5つのCote des Blancsの生産者」に選出

ル・メニルの新星ジラール・ボネのワインはどれも非常にクリーン、緻密で活力に溢れてい
る。この注目すべき若手は、コート・デ・ブランの精神を脈々と受け継いでいる。

1900年代創業のワイン生産者である2つのファミリー、メニル・シュール・オジェの協同組合に所属していたジラール・ワイナリーと、1980年代に「F・ボネ・ペール・エ・フィス」の名で約14万本のシャンパーニュを生産していたオジェのボネ・ワイナリーは、それぞれ違う道を歩んできた。

残念ながら後者は1988年に廃業し畑は賃貸に出されたが、この2つのワイナリーのルートはフィリップ・ジラール(父)とドミニク・ボネ(母)の結婚 統合によって、次の世代で出会う運命となった。賃貸契約が終了して数年後、フィリップとドミニクの息子であるポール・ジラールが自らのルーツに敬意表して、ドメーヌとしてのブランドを立ち上げるという冒険に乗り出すために二つのワイナリーの畑を統合することを決意。こうして、ジラール=ボネ・シャンパーニュが誕生した。
1995年生まれのポール・ジラールはアヴィーズでブドウ栽培と醸造を学び、オジェ村のLaurent Vauversinの下で1年働いた。この ドメーヌは2012年よりオーガニック栽培に切り替えており、栽培はもちろん、土壌へのアプローチ、成熟具合の見極め、バレルの選択、熟成のアプローチなど数々を学んだ。ポールは多くを学んだあと、同様のアプローチを取りつつも自身の色々なアイディアに挑戦したいと思っていたので、他ワイナリーでの研修は1年で切り上げて自身のドメーヌを設立した。ヴォーヴェルサンはオーガニック栽培への確信を与えてくれた素晴らしい師としている。