パスカル・プルニエ・ボヌール / Pascal Prunier Bonheur

Pascal Prunier Bonheur
オーセイ・デュレスの名門
オーセイ・デュレスの著名なプルニエ家に長男として生まれたパスカルは20歳にも満たない1983年に3haの畑を借りてワイナリーを設立しました。現在、サン・ロマン、オーセイ・デュレス、ムルソー、モンテリー、ポマール、そしてボーヌの様々な規模の区画でワイン造りを行っており、その広さは8haに及びます。
幅広いそれぞれのテロワールを表現したワイン造りはパスカルにとって非常に刺激的なものです。パスカルは、「私たちは醸造家であり、ブドウ栽培家である。いわば、ドメーヌの魂、ハート、精神そのものが『ワイングローワー』である。ブルゴーニュの価値観が私達の原動力であり、テロワールを代表するワインを造ることに全力を注ぐ。」と、自身の哲学を語ります。
オーガニック認証には拘りませんが、例外的な事態以外は化学薬品は使わずに「オール・ナチュラル」なワイン作りを行います。また、ヴィンテージを反映させるのはブドウではなく土壌だと考え、自らの考えを進化させ続けています。
WA絶賛!注目高まる必見生産者
世界的な注目度が高まっており、WAでは、「畑は古木の比率が高く、収量が必然的に抑えられている。控え目なアペラシオンから風味豊かなワインが造られる。エレガントな骨格とアロマの複雑さを高く評価してきた。更に非常にお買い得な価格である。今後もプルニエのワインに注目していきたい。」と、紹介されています。
過去格下のアぺラシオンとして見られていたオーセイ・デュレスやモンテリーは現在温暖化の影響を受けブドウの熟度が上がったことで注目すべき産地となっている。この地に古くから根ざし、現在も魅力的な価格でテロワールを表現したワインをリリースしている造り手として、是非とも押さえてほしい生産者です!
代表的なキュヴェ

クリアで輝きのある緑がかった淡いゴールドの色調。ノーズはジャスミンなどの繊細なノートを柑橘類のアロマが引き立てている。味わいは生き生きとしていて正確、表現力がとても豊かで、最初にレモンのような風味が広がり、続いてブリオッシュやトーストのニュアンスがより複雑に感じられる。フィニッシュにはミネラル感があり、食欲をそそられる。
深いルビー色をしたこのワインはパワフルでフルーティーなノーズを持ち、モレロチェリーのアロマがスパイシーなノートによって高められている。味わいは繊細で余韻が長く、最初はブラックカラントやブラックベリーといった黒系果実のフレーヴァーがあらわれ、徐々にリコリスやトースティーなアクセントへと変化していく。シルキーなストラクチャーと共にタンニンの質感が、ワインに豊かさと持続性を与えている。