ファットリア・サン・ジュースト・ア・レンテンナーノ / Fattoria San Giusto a Rentennano

レンテンナーノ - Wine Library

Fattoria San Giusto a Rentennano

正義と公平の名を持つ歴史あるワイナリー

サン・ジュースト・ア・レンテンナーノの名はエトルリア人に起源を持ち、ワイン生産地域キャンティ・クラシコの最南部でアルビア川の上流域を見渡す位置にあります。農園は中世のシトー派の女子修道院として誕生し、当時はサン・ジュースト女子修道院San Giusto alle Monacheと呼ばれていました。「ジュスト」には「正義・公正」などの意味があり、エンブレムには公平を表す天秤がデザインされています。

1204年にフィレンツェは条約を締結した後に、シエナとの境界としてこの修道院を城塞に改築。当時の城塞は今ではわずかしか残っていませんが、銃眼を備えた胸壁や分厚い城壁と地下壕は、ワインの熟成庫として利用されています。中世の農園サン・ジュースト・ア・レンテンナーノは1914年に婚姻を通じてマルティーニ・ディ・ガラ家の所有となりました。1957年にエンリコ・マルティーニ・ディ・ツィガーラが相続し、1992年に彼の9人子供たちの手に渡り、現在はアナ、ルチア、エリザベッタ、フランチェスコ、アレッサンドロとルカが共同で農園の経営にあたっています。

キャンティクラシコのトップ生産者

キャンティクラシコのトップ生産者のひとつに数えられる「レンテンナーノ(Rentennano)」。スーパータスカンであるリコルマやペルカルロがあまりにも有名ですが、ベーシックのキャンティも、キャンティ南部のテロワールが存分に表現された流石の品質を誇ります。ベーシックながら確実な品質でワインガイドも高い評価を付けており、ワイン・アドヴォケイトでも安定して90点以上を獲得しています。