チャートン プティ・マンサン 〜「食事と合わせられるNZのオフドライ白ワイン」〜

ニュージーランドの存在感のある香りと味わいに、ヨーロッパのファインワインの洗練と複雑さを兼ね備えたスタイルの玄人的な生産者チャートン。

元々高く評価されてきた生産者ですが、

このほんのり甘さ香るオフドライ白ワインが素晴らしいです!

まるでレモンを丸かじりしたかのような高い酸を持ち、甘さはありますが甘口とは思えないドライな余韻を演出します。

というのもプティマンサン自体が非常に酸度が高く、ソーテルヌのセミヨンに比べ約5倍の酸を備えているのだとか。ジュランソンなどでは元々甘口に使われている品種ですが、まさかニュージーランドで造るとは。造り手のセンスが光る一本です。

 

インポーター情報

ウィバー氏の想いが随所に見られるこのキュヴェには、残糖感を感じながらも存在感ある強い酸味によって絶妙なバランスを誇ります。また、11%とアルコール度数は比較的低めで、「食事と合わせることができる甘口」としての位置付けを確立しています。

輝きのある淡いグリーンゴールドの外観。複雑でアロマティック、フレッシュなカリン、パイナップル、アーモンドのブーケが印象的です。口当りには、甘くデリケートな印象を受けますが、すぐにマンゴーを思わせるフレッシュ感ある豊かな果実味のの凝縮した中味わいを中盤に豊富に感じます。この品種の典型的な特徴である微かなチョークのような質感が現れ、素晴らしい持続性に富む複雑さが加えられています。味わい深い。クラシックなプティ・マンサンです。

 

 2018 Petiti Manseng / Churton 

チャートン プティマンサン
生産地:ニュージーランド
ヴィンテージ:2018 
生産者:チャートン
品種:プティ・マンサン

容量:500ml

輝きのあるレモンイエローの色調

レモンやグレープフルーツ、花の蜜、パイナップルなどのフレッシュで透明感とほのかに甘やかな香り。

口に含むとすぐに上品な甘みを感じ、後を追うように鋭い酸が続きます。アフターに甘みは残らずにスモモのようなきゅっと締め付ける酸味と、グレープフルーツのようなほのかな苦味が味わいを締めます。甘味とのびやかな酸味の独特のバランスを保ちます。

食事と合わせられる甘口という立ち位置ですが、本当にフードフレンドリーなワインです。酢豚や南蛮漬けとは甘味と酸が同調しお互いを引き立てます。和食では味醂や砂糖などの甘味を使うので残糖のあるワインは相性が良いのですが、そこにこの酸味が加わると旨味をよく引き立てます。チキン南蛮なども非常に合うと思います!

二週間ほど経過を見ながら飲みましたが、はじめは南国テイストの強いパイナップルやマンゴーなどが優勢でした。甘口らしいリッチなテイストが、日を追うごとにシェイプされていき柑橘やハーブなどのニュアンスがはっきりと出始めます。

どちらも素晴らしいですが、個人的には数日置いてグレープフルーツなどのフレッシュでシャープな果実が出た状態が好みです。他のワインを飲んだ〆や柑橘を搾る料理と合わせるなど幅広く楽しめました。