Chateau Sociando Mallet

メドック格付け外シャトーの中で最も美しいワイン

シャトー・ソシアンド・マレは、サン・テステフ村に隣接するサン・スラン・ド・カドゥルヌ村のシャトー。17世紀半ばにシャトーを所有していたソシアンド氏と、1850年の所有者の未亡人、マレ氏の名をとって名付けられました。

このシャトーの輝かしい歴史は、1969年に荒廃していたシャトーをジャン・ゴートロー氏が購入したことに始まります。彼は、ソシアンド・マレをメドック格付け外シャトーの中で最も美しいワインとすることに尽力した人物。2003年以降クリュ・ブルジョワの自らのシャトーの格付けに対して納得できず、クリュ・ブルジョワ・エクセプショネルの格付けを返上。「格付けシャトーでもブルジョワシャトーでもなく、ソシアンド・マレである」とし、格付けには分類されない立場を貫いています。 フランス国内での評価が高く、ほとんどが国内で消費されてしまうため日本での知名度は高くなく、知る人ぞ知る、通好みのワインとして愛されています。昔ながらの製法を守り、骨格のしっかりとした、それでいて非常にエレガントなワインを造り続けているシャトーです。

代表的なキュヴェ

2007 シャトー・ソシアンド・マレ・キュヴェ・ジャン・ゴトロー / オー・メドック

オーナーであるジャン・ゴトロー氏のプライベート用に造ったソシアンド・マレのバレルセレクト。カベルネソーヴィニョンの比率が高く、樽熟成の期間も通常より6ヶ月長い18ヶ月。より長命な酒質です。

2015 シャトー・ソシアンド・マレ / オー・メドック

「ヴィンテージの中でも傑出した存在である2015年のソシアンド・マレは、すべてがフィネスに溢れています。軽さがあり優美で、何よりも上品さがあります。洗練されたオー・メドックで、フレーバーは明るく、美しく感じられます。軽いタッチではありますが、2015年はとてもきれいなワインです。」 - Vinous