| 商品名 (原語) |
Grolleau Noir |
|---|---|
| タイプ | 赤 / 750ml |
| 産地 | France / Loire |
| 生産者名 | Ch. Perray-Jouannet |
| 生産年 | 2023 |
| ぶどう品種 | Grolleau Noir |
| 輸入元 | Vin amis |
| 備考 |
![]() Ch. Perray-Jouannet5代目として生まれながら、自身の理想のために独立フランス、ロワール地方アンジュー地区に位置するシャヴァーニュ村でワイン生産者の5代目として生まれたレミ。幼いころからワイン造りが身近にあった彼は、大学でブドウ栽培やワイン造りを学び、卒業後は、より広範囲にワインのことを学ぶため、ボルドーの著名なネゴシアン、ユリス・カザボンヌで働きます。「ボルドーの巨大シャトーは、自分が生まれ育った地域やワイナリーとは全く違う世界だった。彼らと直接コミュニケーションを取り、テイスティングをし、栽培や醸造、ワイン市場やマーケティングについて話したのは自分にとってとても貴重な体験だった」とレミは語ります。2018年、家族のワイナリーに戻りワイン造りに参加します。が、家族間での意見の相違があり、レミは奥さんとともに家族のワイナリーを出ることを決意。縁あって家族のワイナリーから200メートルほど離れたワイナリー、シャトー・ペレ・ジュアネを購入し引き継ぐこととなります。そして2020年ヴィンテージからシャトー・ペレ・ジュアネとしてワインをリリースしています。 品質を優先するため規模の縮小し、庭のような多様性のある畑を目指して2020年、レミは畑を引き継ぐとすぐに質を重視したブドウ栽培を目指し、オーガニック栽培に転換。高品質なブドウを付ける古樹のカッティングを使用してマッサル・セレクションを行い、ブドウ樹の植え替えを行いました。また広すぎて目が届かないという理由から畑を一部売却しブドウ畑の縮小へと踏み切りました。 ワイナリーの目の前には幅800メートル、長さ18メートルという非常に限られた石英(クォーツ)が見られる限られたエリアがあります。ブラックシストの影響で熱が蓄えられ、ブドウの熟度が高くなることで上質な甘口ワインの産地として知られる隣接するボンヌゾーとは異なり、ここでは石英が熱を蓄えずに反射するため、涼しさを保つ。そのためブドウが酸を保つことできる。また、河川に沿った南向きの斜面のため、空気の流れがよく、春の霜害の影響を受けにくい。結果として、高品質のシュナン・ブランが育つ。石英の区画には最高樹齢約80年のシュナン・ブランから、若いもので2024年に植えた若木まで幅広い樹齢のブドウが植わっています。他にもリンゴやオリーブの木が植えられています。「植物に多様性があって、庭みたいに楽しめたらいいと思っている。」ブドウはネイティヴセレクションでクローンに多様性を持たせている。シュナン・ブランの収穫は約1カ月にわたり、熟度に応じて4-5回に分けて手摘みで収穫を行う。ブドウの熟度が分かりやすいように短梢剪定。 レミの畑作業は植樹から収穫に至るまで、ブドウの成長サイクルのすべての段階で細心の注意が払われています。「何よりもまず目指しているのは、長生きするブドウの樹で偉大なワインを造ること」と語ります。 Grolleau Noir【畑】シスト土壌。0.38 ha。東・西向き。標高20 m。オーガニック栽培。ゴブレ仕立て。4,50本/ha。35 hL/ha。樹齢54年。 【栽培・醸造】手摘みで収穫。10 %全房発酵。3日間のマセラシオンを行い、野生酵母を使用してステンレスタンクで15日間発酵。そのままマロラクティック発酵を経て、12カ月熟成。無濾過・無清澄で瓶詰め。12カ月瓶内熟成を行いリリース。 【年間生産量】3,180本 樹勢が強く、収量の多いグロロー・ノワールという品種。高樹齢のブドウで収量を制限することにより、素晴らしいワインが生まれるということがここに証明されている。レッドチェリー、イチゴなどフレッシュな赤系果実とバラのようなフローラルさ。フレッシュな軽やかさと同時に凝縮感があり、ワインに奥行きを感じる。タンニンはフレッシュで品種特性と冷涼なヴィンテージから来る高い酸が余韻まで長く続いていく。 |
