2021 エスプマンテ ロゼ / ヴァディオ

Ark Cellers

  Vadio Espumante Rosé 2021

ポルトガル北部・バイラーダ地方の小村ポウテナで、土着品種の個性を丁寧に表現する造り手〈ヴァディオ〉が手がけるロゼ・スパークリング。淡いサーモンピンクの色調にきめ細やかな泡が立ち上がり、ラズベリーや赤スグリなどのフレッシュな果実香がグラスから広がります。味わいは鋭い酸とムースのようにクリーミーな泡立ちが絶妙に調和し、透明感のある余韻を残します。

主にバガ（Baga）を中心とした土着ブドウを用い、全房圧搾後にステンレスタンクと使用済み樽で発酵。瓶内二次発酵の後、約18か月の澱熟成を経てリリースされます。バイラーダ特有の粘土石灰質土壌がもたらすミネラル感と酸の張りが、軽快ながらも芯のある味わいを形づくっています。

アペリティフとしてはもちろん、魚介のカルパッチョや鶏肉のグリルなど、繊細な旨味を引き立てる料理との相性も抜群。フレッシュさと上品さを兼ね備えたこの1本は、ポルトガル・スパークリングの新しい魅力を伝えるにふさわしい存在です。