ブルーノ・ジャコーザ / Bruno Giacosa

Bruno Giacosa
「バローロのロマネ・コンティ」と称されるワインの造り手
ピエモンテの偉大な造り手の一人として必ず名前が挙げられる、ガヤと双璧をなすバルバレスコの巨匠、ブルーノ・ジャコーザ。ワイナリーはバルバレスコのネイヴェ村に位置し、バルバレスコの他にバローロのセッラルンガ・ダルバ村、ラ・モッラ村に合計約20haの自社畑を所有。畑に敬意を払うという、単純にして明瞭な哲学の下に造られる確固たるスタイルを持ったワインは、「バローロのロマネ・コンティ」と称賛されます。
ピエモンテ・ランゲ地区に生まれたジャコーザ氏は、16歳から家族の指導の下、ブドウ売買仲介業とワイン造りを学び継承。そして1961年、高品質なワインに特化した、自身の名を冠したブランドをリリースしました。ブレンドが伝統とされていたピエモンテで、各畑の個性を表現した単一畑キュヴェをリリース。
バローロ、バルバレスコをはじめとするランゲ地区の畑について知り尽くし、その聡明さはあのアンジェロ・ガヤ氏をして「彼は畑の細部まで知り尽くしている」と言わしめるほど。また試飲能力にも秀で、畑の個性やヴィンテージの個性を丁寧に表現する「マエストロ」として知られていました。ブルーノ氏は2018年1月に惜しくも亡くなってしまいましたが、彼の情熱は次の世代に継承されています。
世代交代を経て、唯一無二のスタイルは更なる高みへ
自らの感性を信じて革新を続けるブルーノ・ジャコーザが築き上げた、ボディよりもエレガンスとフィネスに重きを置いたスタイル。「テロワールを忠実に表現する」ことをモットーに、たゆまぬ改革によって生み出されるワインは、ベルベットのようなタンニンを纏った優美な味わいです。伝統派・モダン派と一概にラベリングすることが出来ない「ブルーノ・ジャコーザ」というべきスタイルは、ネッビオーロとそれを育むランゲの地を、余すところなく表現するワインを生み出し続けているのです。
現在ワイナリーを牽引するのは、ブルーノ氏の娘であるブルーナ氏。彼女は1982年からワイナリーに加わり、主にビジネス面において貢献してきました。そして醸造面を、1991年よりブルーノ氏とともにワイン造りを経験し、ファミリーからの信頼も厚いダンテ・スカリオーネ氏が支えています。彼は2007年に一度ワイナリーを離れたものの、2011年より再びブルーノ氏をサポートしてきました。ブルーノ氏の遺志を受け継ぎ新体制となったブルーノ・ジャコーザ。今後もますます目が離せません。