ドゥウール
Dehours
最初期にリュー・ディに取り組んだ優良RM生産者
現当主ジェローム氏の祖父が1930年に設立し、ジェロームの父が早くこの世を去ったため買収されたが、再度買い戻し、姉と共に1996年に再スタートを切ったドゥウール。日本では輸入量の少なさからまだあまり知られていませんが、ヨーロッパ各地では数々の星付きレストランで採用されるなど、その実力は折り紙付きです。
ワイン造りにおいて特徴的なのはリザーヴワインを1998年より続くソレラシステムで仕込んでいること。
ソレラシステムとは下から上へ古い樽から新しい樽順に積み上げられ、出荷の度に新しい樽から古い樽へと注ぎ足し、伝統の味わいを継承し味わいを均一に保つシステムで畑ごとの異なるキャラクターの葡萄を古樽でじっくりと熟成させてから瓶詰を行います。
ドゥウールのシャンパーニュはNVなど若いものであってもベースワインの長期熟成からくる複雑性や、ボリューム、長く続く余韻を持ちます。