ジョルジュ・ミュニュレ・ジブール
Georges Mugneret-Gibourg
ミュニュレ・ジブールは、ジャンヌ・ジブール氏と、夫アンドレ・ジブール氏の二人で1933年に設立された、ヴォーヌ・ロマネに本拠地を置くドメーヌです。現在はジョルジュ・ミュニュレ・ジブールとしてジブール夫妻の息子であるジョルジュ・ミュニュレ氏が購入した区画と合わせてジョルジュ・ ミュニュレ氏の奥様と、2人の娘さんによって運営されています。ジョルジュ・ミュニュレ氏は医学の道を選び、ディジョンの薬剤師として働く一方、実家のワイン造りも手伝い、拡大した区画には自らの名前を冠してリリースしました。
ジブール夫妻が購入した畑のワインはミュニュレ・ジブールとして、ミュニュレ氏が購入した区画のワインはジョルジュ・ ミュニュレとしてリリースされています。ミュニュレ氏は、ブルゴーニュを代表する優れた醸造家として評価されており、芳醇な果実味が美しく広がりをみせる、力強さとフィネスを備えた上品な味わいが魅力です。
1998年、59歳の若さでミュニュレ氏は急逝してしまい、当時ミュニュレ氏と同じ薬剤師をしていた長女マリー・クリスティーヌ氏がドメーヌを引き継ぎます。その後、次女のマリ・アンドレ・ミュニュレ氏もドメーヌに加わり、現在ではミュニュレ氏の時代以上の名声を確立しています。
クロ・ド・ヴージョやエシェゾーなどのグラン・クリュを看板畑として、合計で8.3haの畑を所有。ブドウ栽培は、低収量を上に選果を厳しく行うため、熟した健全なブドウのみを使用して醸造されます。ピノ・ノワールらしいエレガントなアロマ、フィネスを大事にしており、過度の抽出や積極的な新樽の使用は行いません。ヴィンテージの個性を活かし、毎年適切な醸造を行っています。