E.ギガル / E. Guigal

E. Guigal
W.A.満点連発!確固たる地位を確立するローヌワインの帝王
多種多様なワインが生産されているローヌの中でも、ギガルは北部ローヌに拠点を置く最大規模のメゾンです。創業は1946年と比較的新しいですが、わずか半世紀ほどで年間593万本ものワインを生産するローヌ有数の生産者に登りつめました。
畑は選りすぐりのアペラシオンの中から優れた区画のみを購入、ブドウは減農薬栽培で収量を厳しく制限し、ワインの品質に重要な影響を及ぼす樽まで自社で製造するなど、品質にも徹底的にこだわることで、ヴィンテージに左右されないクオリティの高いワインを生み出し続けています。各アペラシオンの魅力を忠実に、そして丁寧に表現したその味わいから、「ギガルを飲めばローヌがわかる」とも言われています。
1966年には優れたテロワールを持つコート・ロティ「ラ・ムーリンヌ」を、初めて自社畑として購入。単一畑コート・ロティの先駆けとなるワインを世に送り出し、コート・ロティのポテンシャルを知らしめました。続いて1978年に「ラ・ランドンヌ」、1985年に「ラ・テュルク」をリリース。これらコート・ロティの畑は、「ギガルの三兄弟」と称され、ワイン・アドヴォケイトにて100点を連発し、ギガルの名声を確固たるものへと押し上げました。
代表的なキュヴェ
初リリースとなった1966年以降、最も偉大なコート・ロティとして君臨しています。ランドンヌ、テュルクに較べ口当たりは柔らかながら、非常によく熟成し、平年のヴィンテージでも20年以上、偉大な成功年になると半世紀以上の寿命を保つ長熟なワインです。
ギガル三銃士の中でも、最も筋肉質で長期熟成のポテンシャルを秘めた1本。最も強固で男性的と評されるラ・ランドンヌは、コート・ブリュンヌの急斜面に位置する単一畑のシラー100%使用し、40ヶ月を超える新樽熟成の後にリリースされます。濃厚で野性的な複雑極まる味わいは、ボルドーのトップシャトーでも持ちえない程の魅力に満ち溢れ、まさにローヌワインの真髄を体現したワインと言えます。

