ラ・パルセル / La Parcelle

La Parcelle
所有畑は1ha未満ながら、早くも世界的な生産者に
手作業による畑の栽培管理会社を営んでいるステファニーとジュリアンが、2012年にスタートしたワイナリーです。畑はマルヌ渓谷西部に特有の、斜度40度にも達する真南向き急斜面。わずか0.4haから1983年植樹のピノ・ムニエ100%の区画でのスタート。ジュリアンは2004年にフランスの剪定技術コンクールで金賞を獲得した腕前も誇ります。
畑はバイオダイナミック栽培で、調合剤は畑の周囲に生える草花を収穫し自家製。肥料も、自ら飼育する山羊の糞を利用するなど自分たちのいる環境で完結したシャンパーニュ造りを目指しています。古い畑はブドウ樹が無い部分も多くあるが、そこにはアルバンヌやプティ・メリエ、ピノ・グリをなども実験的に植樹しており、原則的には単一畑、単一年のシャンパーニュを生産しています。自社生産としての歴史は浅いですが、栽培管理会社時代に20年以上、ビオロジック生産者との交流を重ねた知見が映るシャンパーニュは真っ直ぐ実直で、初ヴィンテージから本国で高く評価されました。2016年コニジ村に0.3ha、2021年シエリー村に0.2ha畑を買い足すが、自社畑は1haに満たない。