ロンコ・デル・ニエミツは1982年に初めてワインをリリース。現在は、娘のセレーナがパートナーのクリスチャン・パタや息子たちとともに栽培・醸造の全てを手掛けています。各区画のテロワールの違いにこだわるセレーナは、どんな小さな区画も別々に醸造し、少量ずつ様々なキュヴェをリリースしています。そのため、それぞれのキュヴェが非常に少量生産となってしまう上にその品質の高さから需要が高まり、入手困難な作り手となってきています。
フリウリといえば、ミアーニやメロイを思い浮かべるワインラヴァーも多いかと思いますが、彼らが畑を持つのはブットーリオで、ニエミツはそれと並ぶフリウリの最高のエリア ロザッツォに本拠地を構えています。ブットーリオが荘厳でリッチ、力強いワインを生む産地であり、ロザッツォはより繊細で貴族的と喩えられます。