スェナン
Suenen
テロワールにこだわる100年以上続く老舗RM生産者
1905年にクラマンに設立された老舗ドメーヌ、スェナン。コート・デ・ブラン(クラマン、シュイィ、オワリィ)とランスの西にあるマシフ・ド・サン・ティエリーに合計5haの畑を所有しています。2008年に4代目当主のオレリアン・スェナンにドメーヌが引き継がれました。彼は、化学合成肥料などの使用を極力抑え、畑が持つ本来の姿を表現できるように、コート・デ・ブランの畑では除草剤の使用を一切中止。畑の土を鋤き返すことで土を空気に含ませて柔らかく保ち、その空気により土中微生物の活性化を促し、また表土に近いブドウの根を切ることで土中深くへと根を張らせています。
さらに、継承した畑の特徴を明らかにするため、高名な土壌微生物学者であるクロード・ ブルギニオン率いるLAMSの協力により毎年分析研究を行っています。個性豊かな畑を所有する老舗だからこそ、その一つ一つの個性を深く理解しテロワールをより強く反映したシャンパーニュを造りたい思いから、リューディーごとのワイン造りへの移行しました。
「テール・エ・ヴァン・ド・シャンパーニュ」への異例の新加入でさらに注目を集める
スェナンは2016年には、アグラパールやタイエをはじめとする名だたるRM生産者たちで構成されるグループ、「テール・エ・ヴァン・ド・シャンパーニュ」に新たな生産者として初めて入会を許されたことで更なる注目を集めています。勢いのある一流生産者との交流を経て更なるドメーヌの発展が期待されています。