ブシャール / Bouchard

ブシャール - Wine Library

Bouchard

ブルゴーニュの歴史を象徴する最大級のドメーヌ

1731年創業のブシャール・ペール・エ・フィスは、ブルゴーニュ地方コート・ド・ボーヌ地区のボーヌ市を拠点とする、同地方で最も古い歴史を持つドメーヌ兼ネゴシアンの一つです。特筆すべきは、総面積130ヘクタールにも及ぶ広大な自社畑の質にあります。そのうち12ヘクタールが特級畑(グラン・クリュ)、74ヘクタールが一級畑(プルミエ・クリュ)という、ブルゴーニュ随一の資産価値を誇っています。

ブシャールのスタイルは、伝統と革新の高度な融合にあります。1995年にジョゼフ・アンリオ氏が経営を引き継いで以来、最新鋭の醸造施設「キュヴリ・サン・ヴァンサン」を建設し、各区画のテロワールをより精緻に表現する造りへと大きく舵を切りました。現在は、重厚さよりも、ブドウ本来のピュアな果実味と、土壌由来の透明感あるミネラルを重視した洗練されたスタイルが確立されています。

代表的な銘柄には、ドメーヌの象徴であるモノポール(単独所有畑)の白ワイン「ボーヌ・デュ・シャトー」や「シュヴァリエ・モンラッシェ」、赤ワインでは「ボーヌ・グレーヴ・ヴィーニュ・ド・ランファン・ジェズュ」などが挙げられます。いずれも、長期熟成に耐えうる強固な骨格を持ちながら、口当たりは極めてエレガントであり、ブルゴーニュの王道を歩む品格を備えています。2023年には、ボルドーのシャトー・ラトゥールなどを所有するアルテミス・ドメーヌ傘下となり、その品質はさらなる高みへと向かっています。