Domaine des Perdrix
1996年にドメーヌ設立から破竹の勢いでの大飛躍を遂げたスタードメーヌ
ドメーヌ・デ・ペルドリはニュイ・サン・ジョルジュ村に位置する生産者で、メルキュレのネゴシアン、「アントナン・ロデ社」の社長を努めていたベルトラン・ドゥヴィラール氏が1996年にベルナール・ミュニュレから畑を購入し設立されました。
醸造家には、ジャック・プリウールなどを手がけ、フランスのワイン誌「ラ・レヴュー・ド・ヴァン・ド・フランス」にて女性初の最優秀醸造家に輝くなど高い名声を誇る醸造家ナディーヌ・ギュブランを採用し様々なワイン誌、評論家から絶賛され瞬く間に有名ドメーヌの仲間入りを果たしました。現在はロベール・ヴェルニゾーが醸造を担当していますが、彼もフランスの農業大臣から農事功労章を送られるなど高い評価を得る醸造家です。
ニュイ・サン・ジョルジュをはじめ、ヴォーヌ・ロマネなどコート・ド・ニュイに合計12haの畑を所有し、そのうち半分がプルミエ・クリュやグラン・クリュ。 ドメーヌの中核となるワインはプレモー・プリセ村内にある面積3.49haの一級畑ニュイ・サン・ジョルジュ一級オー・ペルドリで、ドメーヌ・デ・ペルドリはオー・ペルドリの畑を3.45ha所有しているため、ラベルには「Quasi Monopole(カジ・モノポール=ほぼモノポール)」と記載されています。2006年からは「オー・ペルドリ」の畑の中でも、樹齢90年以上の古樹が植わる8ウーヴレ(約1/3ha)の区画から、レ・ユイット・ウーヴレと呼ばれる上級キュヴェが別に仕込まれるようになりました。この名称はこの区画の面積8ウーヴレに由来するもので、ウーヴレとはブルゴーニュの農家が昔使っていた面積の単位で、1ウーヴレは1人が1日に耕せる範囲(0.0428ha)のことです。従って8ウーヴレは「0.3424ha=約1/3ha」に相当します。この8ウーヴレ一本ずつナンバリングされており、生産量は通常約1500本程度という稀少なものであることから「手にするのは至難だが、是が非でも試す価値のある一本」とされています。
栽培はリュット・レゾネを採用、最大13000本/haと非常に高い密植率の畑で細やかな収量制限や手作業での収穫など丁寧な畑仕事を行います。また収穫後も、2度に渡る選果を行い完璧な果実のみが醸造に回されます。
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