ガスパール・ブロシェ

モンターニュ・ド・ランス期待の新星

ガスパールブロシェはヴァンサン・ブロシェを父に持ち、そのドメーヌの跡を継ぎましたが、すでに顧客が多く自身の思い通りのワイン造りを行えずにいました。そこで2017年に自身の名を冠したブランド、ガスパールブロシェでは、本人が想いのままにより自由でナチュラルな醸造によるシャンパーニュ造りを行います。

ファーストヴィンテージでは醸造添加物もSO2も一切加えない、正真正銘のナチュラルワインのコトー・シャンプノワ。次いで、同様のナチュラルなアプローチで、銘醸畑「ル・モン・ブノワ」のピノ・ノワールからシャンパーニュも造りました。グラフィックを学んだ経験から自身で手掛けた斬新なエチケットも注目を集め、初ヴィンテージながら世界各国から注文が殺到し⼀気にブレイクし、大人気シャンパーニュの地位を獲得しました。

群雄割拠のエキュイユ

ガスパールブロシェが本拠地を置くのはプルミエ ・クリュに位置づけられるエキュイユ村です。ガスパールの遠い親戚にあたるエマニュエル・ブロシェサヴァール、ラクルト・ゴドビヨンなどの一流生産者が凌ぎを削る注目の村で、そのなかでもガスパールは彼らと並び高く評価されています。