ジャン・タルディ / Jean Tardy

Jean Tardy
メティヤージュ契約からスタートした名門
ヴォーヌ・ロマネ村に本拠地を置き、3代続く家族経営のドメーヌです。創業者の祖父ヴィクトル・タルディ氏は、当時は自らの畑を所有しておらず、1920年から約25年、今のドメーヌ・メオ・カミュゼで作業員としてワイン造りをしていました。第二次世界大戦後、カミュゼ家とメテイヤージュ(分益小作賃貸契約)がはじまり、ドメーヌを誕生させました。カミュゼから畑を借りたのはヴィクトル氏とアンリ・ジャイエ氏などのわずか4人のみです。
2001年には、ディジョン大学で醸造学を学んだ息子ギヨームが、父からドメーヌを受け継ぎ、伝統と進化の両方を兼ね備えたワイン造りを行っています。ワインで最も大切なのは畑の作業です 。ぶどうが清潔かつ健康であること、適切な熟し具合を見極めて収穫すること、これが最重要ポイントであると考えています。 そのため、冬の間に短く枝を剪定し、春には厳しい芽摘みを施し、初夏には葉摘みを徹底して行います。
ジャン・タルディの代表的なキュヴェ
2017 ヴォーヌ・ロマネ ヴィニュー
1級レ スショの下方に位置する「ヴィニュー」の区画。手摘み収穫。
熟したブラックベリーやプラムにフローラルとウッディなニュアン
2019 フィサン ラ・プラス
プラスは、フィサン村の北部、フィセィ集落の平野部に位置する畑で、語源的には現在のフランス語と同じく、広場として、公共に開かれた場所であったと考えられています。
平野部の畑のため、どちらかというと粘土質の土壌が考えられ、やわらかで華やかなスタイルを生み出します。
豊かで濃い紫色で、すべてを包み込むノーズ、プラム、ダークラズベリー、ジューシーなイチゴの香り。後からエレガントな酸味がのび、本当にスタイリッシュです。ついつい飲みたくなるフィサン。 -Jasper Morris
平野部の畑のため、どちらかというと粘土質の土壌が考えられ、やわらかで華やかなスタイルを生み出します。
豊かで濃い紫色で、すべてを包み込むノーズ、プラム、ダークラズベリー、ジューシーなイチゴの香り。後からエレガントな酸味がのび、本当にスタイリッシュです。ついつい飲みたくなるフィサン。 -Jasper Morris

