マルク・コラン

Marc Colin
サン・トーバンを中心としたブルゴーニュのスター生産者
Marc Colinは、ブルゴーニュ地方のサン・トーバンを拠点とし、40年以上にわたり卓越したワインを生産している名門生産者です。約20ヘクタールの畑は、サン・トーバンをはじめ、シャサーニュ・モンラッシェやピュリニー・モンラッシェなど、ブルゴーニュの名だたるアペラシオンに広がっています。サン・トーバンの冷涼な気候と石灰岩質土壌を活かし、シャルドネの潜在能力を最大限に引き出した白ワインは、エレガンスとミネラル感にあふれ、愛好家の間で高い評価を得ています。
家族の情熱が育む伝統と革新のワイン造り
1970年代の創業以来、マルク・コランのワイン造りは家族経営によって支えられてきました。マルクは2000年代前半に完全引退。後を継いだのは3人の息子と一人娘。相続の始まった当初は長男ピエール・イヴ、 次男ジョゼフ、三男ダミアンがワインづくりを、長女のカロリーヌが事務系をする事で運営されていたが、 すぐにピエール・イヴが独立し、愛妻のジャン・マルク・モレイの娘カロリーヌと共に ピエール・イヴ・コラン・モレイを立ち上げました。その後2017年の収穫前に次男のジョセフが 自分自身のドメーヌを立ち上げたため、現在、三男のダミアンが当主であり造り手、特にセラーを担当。 長女のカロリーヌとともに、ドメーヌを引き継ぐ事になりました。現在のドメーヌの所有畑は12haになりました。
現在は2代目のダミアンが中心となり、父マルクから受け継いだ伝統を守りながら、よりピュアで現代的なスタイルへと進化させています。
木樽の使用を控えめにし、果実味やミネラル感を重視するスタイルは、多くのブルゴーニュファンに支持されています。また、環境への配慮を徹底したリュット・レゾネ農法を採用し、ブドウ本来のポテンシャルを最大限に引き出しています。こうした家族の情熱と革新の姿勢が、ワインに独自の個性を与えています。