ミケーレ・ロレンツェッティ / Michele Lorenzetti

ミケーレ・ロレンツェッティ - Wine Library

Michele  Lorenzetti

オノロジストにして微生物学者、
イタリア屈指のビオディナミの賢者がムジェッロに刻む唯一無二のテロワール

テッレ・ディ・ジョット(Terre di Giotto)は、イタリアを代表するビオディナミの専門家であり、オノロジスト・微生物学者でもあるミケーレ・ロレンツェッティが手がける情熱のプロジェクトです。舞台はトスカーナ州北部、フィレンツェから程近いアペニン山脈のふもと、ムジェッロの丘陵地帯。この地に、ミケーレはサンジョヴェーゼやカナイオーロ、マルヴァジアといったトスカーナ土着品種の古樹区画と、もうひとつの特別な畑を構えています。後者は標高700メートル近い山林の中に位置し、ミケーレが2009年に自ら植えたピノ・ネロ、シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、ソーヴィニヨン・グリ、リースリングからなるフランス品種の区画です。この大胆な選択は決して気まぐれではなく、19世紀半ばにオノロジストの侯爵ヴィットリオ・デッリ・アルビッツィがこの土地にフランス品種を植えた歴史を現代に蘇らせる、意志ある継承でした。

土地の命脈を信じ、セラーでの介入を限りなくゼロに近づける

ミケーレの栽培はデメテール認証のビオディナミ農法に基づき、畑にはまぎれもない生命力が宿っています。醸造においては介入を最小限に抑えることを信条とし、野生酵母のみによる自発的な発酵、無添加あるいは極少量のSO2使用、無清澄・無濾過でのボトリングを徹底しています。ピノ・ネロのキュヴェは「凛とした気品と複雑さを兼ね備えた傑作」と国際的な評価も高く、ヴィブランテなシュナン・ブランなど白のラインナップも高い完成度を誇ります。「ジョットの大地」という名が示す通り、ムジェッロという歴史ある土地の記憶と、現代のナチュラルワインの文脈が見事に交差する、イタリアでも稀有な造り手です。