パトリック・ピウズ/Patrick Piuze

Patrick Piuze
各国での経験を豊富な経験を生かした「シャブリのエキスパート」
カナダ出身のパトリック・ピウズが18歳の時、スキーでカナダに訪れていたマーク・シャプティエと運命的な出会いをし、紹介されたオーストラリアのマウント・ランギで最初にワイン造りを学びました。その後、南アフリカ、イスラエルと幾つかのワイナリーで働き、2000 年にブルゴーニュへ旅立ち、知り合いの紹介でオリヴィエ・ルフレーヴのシャブリのワイン造りを任されます。
2008 年に自身のメゾンを設立。パトリックは畑をもたずに、ブドウ栽培家の相談役として強い影響力と信頼関係を築き長期パートナーシップを結んでいる。パトリック・ピウズは、高樹齢によるシャブリの真の個性とその幅広いテロワールを明確にしたシャブリを世に送り続けています。
ジェームズ・ハリデーは彼のワインを「驚きの透明感とまるでナイフのような口当たり」と評価しています。
代表的なキュヴェ
プルミエクリュのモンマンの下部に位置する畑のシャルドネから生産されるワイン。Patrick Piuzeのワインの中で最も早い段階から楽しむことができる。繊細な柑橘や有核果実がアタックに感じられ、余韻のエネルギッシュな塩味が複雑な印象を与えている。
レモンの皮や青リンゴ、ヨードのニュアンスがある。ボリュームは中程度で、レモンのようなミネラル感があり、ドライ。緊張感のあるフィニッシュ。
プルミエ・クリュ「Butteaux(ビュトー)」に隣接する畑のブドウから生産されるワイン。ビュトーにちなんでキュヴェ名が名付けられた。濃密なアプリコットの風味が印象的で、ブドウの成熟度の高さが感じられる。
フルショームの南端に位置。極めて優れた1級畑で、最も完成された満足度の高いワインという位置の恩恵を 受け続けている。
柑橘類の華やかな香りと上品な潮のニュアンスが印象的。口に含むと生き生きとした酸が広がり、リンゴやレモンの風味が豊かに感じられる。ミネラル感は余韻まで続き、長く繊細なフィニッシュを演出。若いうちからその美味しさを堪能できつつ、熟成を重ねることで複雑さと深みを増していくグラン・クリュ。




