A Palheira

 António Madeira

パリで生まれ育った、アントニオだが、両親はダォン出身であったためバカンスは幼少期からポルトガルで過ごしていた。 その後エンジニアの職に就くが、ワインへと興味がつのり、クラシック・ナチュラルを問わず、探求を始める。その過程で、 同時期にフランスで醸造の勉強をしていたルイシュ・ロペシュ とも出会い、連れ立ってワイナリー訪問をしていく。2010年 にダォン地方でのワイン造りの検討、畑の調査を始め翌2011 年から少量ずつワインを造り始める。 畑はポルトガルの伝統の残る混植畑で、何十種類もの品種が 植わる古い畑で、合計5ha所有。花崗岩質の土壌で非常に滑ら かなテクスチャーのワインが生まれる。アントニオ本人は非常 にまじめな人柄で、ナチュラルワインを造るとはいえ、実直さ の伝わる味わいの構成と飲み口。

A Palheira

 樹齢60～100年の古木の最良の畑からのブレンド。品種はバガ主体で、20種以上の土着品種をブレンド。標高約500ｍの西向き・北西向き斜面。醸し発酵を15日間ラガール（開放発酵槽）で行う。500Lの古樽（フレンチオーク、オーストリアンオーク）で20ヵ月間熟成。