アントワンヌ・サンゼイは家族経営のドメーヌに身を置き、2002年に最初のヴィンテージをリリース。2014年からは有機農業(オーガニック)に取り組んでいる。伝統的な醸造方法を採用しており、醸造添加物(添加剤)は一切使用しない。アントワンヌは、もし醸造家になっていなければ、料理人やソムリエ、あるいはフォークリフトの運転手になっていたかもしれないと語るほど食への関心が深く、彼の ワインは非常に個性的。これらのワインは「ガストロノミー(美食)のためのワイン」であり、料理と合わせることでその味わいが最大限に発揮される。「アントワーヌ・サンゼイは、ドメーヌ・デ・ロッシュ・ヌーヴやクロ・ルジャールのすぐ近くに拠点を構え、 ソミュールのトップクラスに確固として名を連ねる生産者である。レ・ポイユを含む要所に畑を所有しており、その立地の良さも際立っている。ブルゴーニュの生産者を主な手本としている彼は、過度な新樽使用によるリッチで筋肉質な カベルネ・フランのスタイルから距離を置こうとしている。その姿勢は、非常になめらかで、きわめて繊細なバランスを備えた ワインの質感に明確に表れている。野生酵母による発酵を好み、瓶詰め前の清澄や濾過も行わないため、そのワインはきわめてナチュラルな性格を有している。」Vinous