ベルナール・モロー / Bernard Moreau

ベルナール・モロー  - Wine Library

Bernard Moreau

1809年創業、四代続くシャサーニュの名門——プルミエ・クリュの名手が体現する、官能的な白ブルゴーニュの頂点

ドメーヌ・ベルナール・モロー(現・ドメーヌ・アレックス・モロー)は、シャサーニュ・モンラッシェを語るうえで欠かすことのできない存在です。その歴史は1809年、オーギュスト・モローが「ラ・マルトロワ」区画の向かいにドメーヌ最初のセラーを建造し、シャルドネとピノ・ノワールを数ヘクタールから耕作したことに始まります。1930年代にはマルセル・モローが現在の畑の約80%を取得して土台を整え、1960年代初頭に14歳で畑を引き継いだ息子ベルナール・モローが1977年に妻フランソワーズとともにドメーヌ名を正式に「ベルナール・モロー」と定め、シャサーニュを代表する造り手として長年の評価を確立しました。

四代目となるアレックス(セラー担当)とブノワ兄弟が1995年のヴィンテージから経営に加わり、ドメーヌは「ベルナール・モロー・エ・フィス」として急速に評価を高めました。シャサーニュ・モンラッシェとサン=トーバンにまたがる14のアペラシオン、約15ヘクタールの畑を有し、白ワイン70%・赤ワイン30%という構成で年間生産を行っていました。2021年のヴィンテージを境に兄弟間でドメーヌが分割され、アレックスが「ドメーヌ・アレックス・モロー」として独立、ブノワは別途拠点を設けています。アレックス側の中核を成す区画のひとつが、わずか0.35ヘクタールのシャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ「レ・グランド・ルショット」です。

「ハンズオフ」の哲学と早摘みの美学——酸とミネラルが際立つ、シャサーニュの純粋表現

ベルナール・モロー/アレックス・モローのワイン造りの特徴は、「ハンズオフ(最小限の介入)」と呼ばれる哲学にあります。15年以上にわたって除草剤を使用せず、2014年からは殺虫剤を含む一切の農薬を排除してビオロジックに準じた栽培を行っています(認証は取得せず)。収量管理には丁寧な芽かきとグリーン・ハーヴェストを用い、手摘みで収穫されたブドウは自然酵母による発酵を経て、新樽10〜25%というシャサーニュの中でも控えめな比率のフレンチオークで12〜18ヶ月熟成されます。澱引き・清澄を行わずに瓶詰めするというスタイルが、各キュヴェのテロワールの個性を余すところなく引き出しています。アレックス自身が「すべての区画は数メートルしか離れていなくても全く異なる個性を示す」と語るように、それぞれのプルミエ・クリュが固有のミネラル感と酸の表情を持つことがこのドメーヌの最大の魅力です。 メタディスクリプション:1809年創業、シャサーニュ・モンラッシェを代表するドメーヌ・ベルナール・モロー(現・アレックス・モロー)。14のアペラシオンにわたる畑から、最小限の介入と控えめな新樽使用によって酸とミネラルが際立つ官能的な白ブルゴーニュを生み出します。四代にわたる家族の歴史と真摯なテロワール表現が高く評価されています。

ベルナール・モローの代表キュヴェ

2020 シャサーニュ・モンラッシェ 1er Cru ヴェルジェ/ ベルナール・モロー

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