カン・フェイセス/Can Feixes
Can Feixes
1400年の文書に刻まれたペネデスの「グラン・クリュ」——フェイセス家の断絶からウゲ家の復興へ、600年の歴史が育む有機農法の宝石
カン・フェイセス(ウゲ・デ・カン・フェイセス)は、スペインカタルーニャ州のアルト・ペネデス最北部、バルセロナ北方のモンセラット連山の麓、カブレラ・ダノイア村に位置する歴史的農家マシアを本拠とするワイナリーです。ブドウ栽培の記録は1400年にジャウメ・フェイセス氏名義で文書化されたものが最古とされ、1690年以降は継続的にワイン生産が行われてきました。「カン・フェイセス」という名はフェイセス家の「家(カン)」を意味し、15世紀から20世紀初頭まで同一ファミリーが所有していました。20世紀初頭にフェイセス家の直系が途絶えると、エステートは荒廃。その後ピエラ村出身の兄弟ジョゼップ・マリア&ミケル・ウゲ・イ・ポメスが土地を取得し、80ヘクタールの畑の丁寧な復興と醸造設備の再建に着手しました。現在はウゲ兄弟の子世代が経営を担い、ジョゼップ・マリアが醸造、ジョアンが販売、ザビエルが管理を担当する三兄妹体制で運営されています。
エステートは標高400〜450メートル(1,300〜1,400フィート)の丘陵地帯に広がる約300ヘクタールの広大な敷地を持ち、そのうち80ヘクタール・80区画がブドウ畑として管理されています。地中海から最も遠いペネデスの産地として大陸性気候の影響を強く受け、夏の昼夜の気温差が大きく冷涼な夜間がブドウのアロマの保全と遅い成熟を促します。石灰岩を基盤とした砂利混じりの粘土質土壌が根を深く張らせ、凝縮感の高いブドウを育てます。この高標高・大陸性気候・石灰岩土壌という条件から、パレリャーダ(地元名「モントネック」=山のブドウ)の栽培適地としてもペネデスで唯一の場所とされています。全畑でオーガニック農法を実践し、カタルーニャ有機農業評議会(CCPAE)の認証を取得。農薬・除草剤不使用で生物多様性の保全を農業哲学の核心に置いています。
「CAN FEIXES」と「HUGUET DE CAN FEIXES」——スティルワインとコルピナのフラッグシップが示す、地元品種と国際品種の両立
ワイナリーは「CAN FEIXES」(スティルワイン・DO ペネデス)と「HUGUET DE CAN FEIXES」(発泡性ワイン・コルピナ)という二つの異なるブランドで展開しています。スティルワインのラインナップは、マカベオ・シャルドネ・マルヴァシア・デ・シトゲスをブレンドした白「ブラン・セレクシオ」、テンプラニーリョとメルローの「ネグレ・セレクシオ」から、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローを12ヶ月樽熟成後に4年以上の瓶内熟成させる「ネグレ・トラディシオ」、さらにカベルネとメルローのみに絞り6年以上の瓶内熟成を施すフラッグシップ「レセルヴァ・エスペシャル」まで展開します。コルピナの発泡性ワインはパレリャーダ、マカベオ、シャルドネ、ピノ・ノワールから造られ、「ペネデスのグラン・クリュ」と称されるこの産地の純粋なテロワール表現を追求しています。 メタディスクリプション:1400年の文書記録を持つカタルーニャ・ペネデスの歴史的ワイナリー、カン・フェイセス。標高400メートルの大陸性気候と石灰岩土壌でオーガニック農法を実践。スティルワインはDOペネデス、発泡性はコルピナで展開し、地元品種と国際品種を巧みに組み合わせた「ペネデスのグラン・クリュ」として評価されています。