クロ・サン=ジャック / Clos Saint-Jacques

Clos Saint-Jacques
グラン・クリュに匹敵する価格と評価——ジュヴレ・シャンベルタン最高のプルミエ・クリュ
クロ・サン=ジャックはジュヴレ・シャンベルタン最高のプルミエ・クリュとして、ブルゴーニュ愛好家の間で広く認知されている畑です。村の北西、コンブ・ド・ラヴォーと呼ばれる乾いた谷間に面した南東向きの急斜面に約6.7ヘクタールが広がります。「サン=ジャックの巡礼路の門番小屋」を意味するその名は、かつてスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう巡礼者がここを通過したことに由来します。その評価の高さから、市場での価格は多くのグラン・クリュを上回り、「プルミエ・クリュの中のグラン・クリュ」として語られることもあります。
畑は5つの所有者によって分割されており、ドメーヌ・アルマン・ルソー(約2.15ヘクタール)、メゾン・ルイ・ジャド(約0.96ヘクタール)、ドメーヌ・シルヴィ・エスモナン(約0.9ヘクタール)、ミシェル・エスモナン、フィリップ・レクレルクという錚々たる造り手が名を連ねています。石灰質・泥灰土の薄い表土の下に花崗岩と石灰岩が入り交じる土壌が、ピノ・ノワールに際立ったミネラル感と骨格をもたらしています。
コンブの風が生む凝縮感——骨格とエレガンスを兼ね備えた、ジュヴレの真の実力
クロ・サン=ジャックのワインは、凝縮した黒系果実のアロマにスミレや燻製のニュアンスが重なり、しっかりとした骨格とエレガントなタンニンが共存するスタイルが特徴です。コンブ・ド・ラヴォーから吹き降りる冷涼な風が、果実の凝縮感と爽やかな酸を高めます。アルマン・ルソーが手がけるクロ・サン=ジャックは、同ドメーヌのグラン・クリュに並ぶ評価を受けており、長期熟成によって革やトリュフの複雑なニュアンスが現れます。