商品名(原語) |
Volnay
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タイプ | 赤 / 750ml |
産地 | France / Bourgogne |
生産者名 | Marquis d’Angerville |
生産年 | 2004 |
ぶどう品種 | Pinot Noir |
輸入元 |
Firadis |
備考 |
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![]() Marquis d'Angervilleヴォルネイ随一の名門老舗ドメーヌ約200年に渡り、ヴォルネーでワイン造りを続けている当ドメーヌ。1906年からINAO(フランス原産地呼称統制協会)の創立メンバーの1人であるマルキ ダンジェルヴィル氏がドメーヌの仕事を引き継ぎ、フィロキセラの被害にあった葡萄畑の再建に尽力しました。1952年には息子のジャック ダンジェルヴィル氏(現当主ギョーム ダンジェルヴィル氏の父親)がドメーヌを継ぎ、父同様に品質を重視したワイン造りを続け、また様々なワイン関連機関の設立に貢献しました。ジャック氏の他界後、2003年から息子のギョーム氏がドメーヌを引き継ぎ、ジャック氏と15年間共に仕事をしてきた農業技師であるルノー ド ヴィレット氏の助力を借りながらワイン造りを行っていましたが、ヴィレット氏が定年退職したため、プレモー プリセイ村にある「Maison Ambroise(メゾン アンブロワーズ)」で醸造を担当していたフランソワ デュヴィヴィエ氏が2005年から当ドメーヌに加入して現在では畑と醸造管理を任されています。 また、ギョーム・ダンジェルヴィル氏と醸造責任者のフランソワ・デュヴィヴィエ氏がブルゴーニュのような素晴らしいテロワールのワインを造りたいという探究心から2012年にジュラ地方アルボワの町に隣接するモンティニー レ アルスール村にドメーヌ・デュ・ペリカン(Domaine du Pelican)を設立しています。 ドメーヌの「偉大なワインは葡萄の収量を制限した収穫から生まれる」という理念に基づき、1株につき6房に抑えて凝縮した質の高い葡萄を作っています。現在は約15haの畑を所有し、丁寧に耕作されている排水の良い石灰質泥灰土壌にたくさんの古木が地中深くにまで根を下ろして、様々な要素を葡萄に与えています。2006年ヴィンテージから毎年25%の割合でビオディナミに移行しており、2009年ヴィンテージからすべてビオディナミによる造りになりました。ビオディナミを導入したきっかけは自然へのリスペクトと土壌を元へ戻すためです。以前は化学肥料を使っていた影響から地中の生物が居なくなり土壌が固くなってしまっていたので、地中の生物を活性化させて土が柔らかくなって呼吸をするようになり、より素晴らしい葡萄ができて良いワインを造ることができると考えたからです。 収穫は全て手摘みで除梗も100%行われます。醗酵前に低温で果皮浸漬を行い、温度管理がしやすく外気との遮断が容易という理由からアルコール醗酵は木製の開放桶で約14日間行います。果皮や種からタンニンを抽出しすぎないように櫂入れは行わず液循環のみ実施。熟成は228ℓの樫樽で15~18ヵ月間行われ、年にもよりますが新樽比率は約15~20%になります。また、白において2006年から醸造方法をかなり変えていて、昔はステンレスタンクでアルコール醗酵を行ってから樽に移していましたが、今はアルコール醗酵から樽を使用をしてそのまま熟成させています。瓶詰前に軽くコラージュとフィルターを行います。 2004 ヴォルネイヴォルネー ヴィラージュに格付けされている「Grand Champs(グラン シャン)」と「Les Pluchots(レ プリュショ)」の2区画に合計約0.47haの畑を所有しています。いずれも1級畑に隣接する区画で葡萄の樹齢は約40年、ピノ ノワールの綺麗な色合いがワインにも良く出ていて、甘い果実味と良質のタンニン、綺麗な酸味がバランスよく共存しています。 |