ラヴォー・サン=ジャック / Lavaux Saint-Jacques

Lavaux Saint-Jacques
クロ・サン=ジャックの隣に広がる急斜面——巡礼路の聖人名を分かち合う、力強いジュヴレのプルミエ・クリュ
ラヴォー・サン=ジャックはジュヴレ・シャンベルタンのプルミエ・クリュで、クロ・サン=ジャックの南に隣接する約9.4ヘクタールの畑です。「ラヴォー(Lavaux)」とはフランス語で急斜面を意味し、コンブ・ド・ラヴォーの谷に面した急な斜面に広がるこの畑の地形を端的に表しています。クロ・サン=ジャックと地続きの立地でありながら、斜面の向きや土壌構成がわずかに異なり、独自のキャラクターを持つ畑として認識されています。
石灰岩・泥灰土の混合土壌と急斜面の組み合わせがピノ・ノワールに凝縮感と力強さをもたらします。ドメーヌ・デュガ・ピィやクロード・デュガなど、ジュヴレを代表する造り手がこの畑に区画を持ち、それぞれの解釈で力強さと繊細さのバランスを表現しています。
急斜面が磨く力強さと凝縮感——クロ・サン=ジャックとの比較で知る、ジュヴレ・プルミエ・クリュの多様性
ラヴォー・サン=ジャックのワインは、ブラックベリーやダークチェリーの凝縮した果実味に、スパイスや燻製のニュアンスが重なるジュヴレらしい力強いスタイルが特徴です。クロ・サン=ジャックと比較すると骨格はより太く男性的な印象を与え、10年以上の熟成を経て本来の複雑さを発揮します。プルミエ・クリュでありながら、ジュヴレ・シャンベルタンの個性を最もよく体現する畑のひとつとして評価されています。