レオンス・ダルブ / Léonce d'Albe

Léonce d'Albe
コート・デ・バールの協同組合が守るピノ・ノワールの伝統——ユニオン・オボワの歴史的ブランドが示す、オーブの底力
レオンス・ダルブは、シャンパーニュ地方コート・デ・バールのバル・シュル・セーヌを拠点とする協同組合「ユニオン・オボワ・デ・プロデュクトゥール・ド・ヴァン・ド・シャンパーニュ(Union Auboise)」の歴史的ブランドです。同組合はシャンパーニュ生産者であるヴーヴ・A・ドゥヴォーも傘下に持つ、オーブ県を代表する生産者集団です。ブランド名の「レオンス・ダルブ」は実在した人物の名に由来するとされ、コート・デ・バールの生産者たちの長年の歩みと誇りを象徴しています。
コート・デ・バールは20世紀初頭、シャンパーニュのアペラシオンから除外されるという危機に瀕した歴史を持ちます。1911年のガストン・シェクが率いた大規模な抗議運動を経て、1927年にようやくシャンパーニュAOCへの完全復帰を果たした産地です。レオンス・ダルブのシャンパーニュは、その歴史的な戦いの末に確立されたコート・デ・バールのテロワールを背景に生まれ、ブランドの商標登録は1987年に行われています。バル・シュル・セーヌ周辺の石灰質土壌はピノ・ノワールの栽培に最も適した地域のひとつとされており、このブランドのスタイルの核をピノ・ノワールが担っています。
ピノ・ノワールの力強さとシャルドネの繊細さ——コート・デ・バールの個性を誠実に表現する三つのキュヴェ
レオンス・ダルブのラインナップは、ピノ・ノワールが持つ骨格を基調にしながら、キュヴェごとに異なる個性を打ち出しています。ピノ・ノワール100%のブラン・ド・ノワールは野生の花、桃、プラムのアロマを持つ力強い一本で、スペシャル・レゼルヴおよびロゼではシャルドネとのアッサンブラージュによって白い花や柑橘のエレガントなニュアンスが加わります。大手メゾンの影に隠れがちなコート・デ・バールの実力を、手の届きやすい価格帯で体現するブランドとして、シャンパーニュ愛好家の間で一定の支持を集めています。