ポッペルヴァイ / Poppelvej

ポッペルヴァイ - Wine Library

Poppelvej 

デンマーク人ソムリエがマクラーレン・ヴェイルに根ざした、ガレージから生まれる自然派の逸品

Poppelvej(ポッペルヴァイ)は、オーストラリア南オーストラリア州のマクラーレン・ヴェイルを拠点とする極小規模のワイナリーです。醸造家はデンマーク出身のウッフェ・ダイヒマン(Uffe Deichmann)。「Poppelvej」とはデンマーク語で「ポプラ並木の道」を意味し、コペンハーゲン北部の街フンステズで育ったダイヒマン兄弟の実家前の通りの名がそのまま屋号となりました。曾々祖父が手描きした古い街路標識がいまもワイナリーの壁に飾られています。ウッフェはコペンハーゲンのワインショップでソムリエとして働くかたわら、オーストラリアのヴィンテージに参加。マクラーレン・ヴェイルの大地と、そこで出会ったパートナーのニコールへの愛着から移住を決意し、兄イェンス(Jens)とともにワイナリーを立ち上げました。果実はすべて有機・ビオディナミ農法で管理された契約農家の区画から調達しており、マクラーレン・ヴェイルとアデレードヒルズの両産地を使い分けることで、ワインにエレガントさと複雑さを与えています。

教条的にならず、ワインの状態に寄り添うミニマル醸造

すべての発酵は野生酵母で行い、酵素や人工添加物は一切使用しません。亜硫酸塩についてはボトリング時にごく少量のみ使う場合があり、「無添加」を原則として掲げながらも、ワインの状態に応じて柔軟に判断するのがウッフェのスタイルです。セラーにはコンクリートエッグと様々なサイズのオーク樽が並び、丘の斜面に掘り込まれたガレージ規模の空間でワインが生まれます。グルナッシュ、シラー、マタロなどの赤品種に加え、リースリングやシャルドネのスキンコンタクトワイン(オレンジワイン)も手がけており、品種と産地の両方からテロワールを表現しています。生産量は極めて少なく、コペンハーゲンの高級レストランをはじめ海外への流通が多いため国内での入手は容易でありません。2024年には「Young Gun of Wine」のTop Winemaker Finalistに選出されるなど、次世代を担う造り手として着実に評価を高めています。