テラ・サンクタ
Terra Sancta
「聖なる大地」バノックバーン最初のブドウ畑が示す、
セントラル・オタゴ・ピノ・ノワールの原点と革新
テラ・サンクタは、ニュージーランド南島セントラル・オタゴ地区のバノックバーン・サブリージョンを100%本拠とするワインエステートです。「テラ・サンクタ(Terra Sancta)」とはラテン語で「聖なる大地」あるいは「特別な場所」を意味し、この産地への深い敬意を名前に込めています。創業者マーク&サラのコンビが、暗いライブラリで地図を見つめながらバノックバーンに辿り着くまでの「錬金術師的な旅」——「最高のブドウ畑を見つけろ、なぜなら畑を超えることはできないから」という賢者の言葉に導かれたというドメーヌの物語は、テラ・サンクタのラベルに描かれた地図のモチーフに受け継がれています。中核となるサンクタ・ヴィンヤードは1991年に初めてブドウが植えられたバノックバーン最初のブドウ畑で、セントラル・オタゴ全体でも5番目に古い商業的植栽として歴史的な重みを持ちます。かつてポウナム(翡翠)を求めたマオリの移住路であり、1862年のゴールドラッシュで開拓されたこの地に、現在は4つのヴィンヤードとワイナリーが展開しています。
4つのヴィンヤードはそれぞれ異なる個性を持ちます。フェルトン・ロード沿いの「サンクタ」(1991年植樹)はバノックバーン最古の畑で、片岩(シスト)の礫と石灰岩、粘土、クォーツが混在する複合的な土壌が特徴です。2001年に整備された隣接区画「テラ」はカワラウ川に近い立地でガリー・アンドラス(アメリカのピノ・ノワール先駆者)が「偉大なピノ・ノワールを生む」と確信して開発したもので、3種のプレミアムクローンが植えられています。カーンミュア地区に位置する「ミステリアス・ディギングス」ヴィンヤードはゴールドラッシュ時代の採掘跡(ディギングス)にちなんだ名を持ち、独立したキュヴェとして展開。「リヴァーブロック」では片岩の沖積土壌にセントラル・オタゴでは稀少な石灰岩の層が走り、ミネラル感のある上品なシャルドネを生みます。全ヴィンヤードはオーガニック農法で管理されており、BioGro認証への転換中です。農場には200羽超の放し飼いの鶏、ベイビー・ドール種の羊、やんちゃなヤギたちが重要な生態系の担い手として生活しています。
