【完全版】
スパークリングワインの製法とは?4種類の造り方と選び方を徹底解説


【完全版】 スパークリングワインの製法とは?4種類の造り方と選び方を徹底解説 - Wine Library

パーティーや記念日に欠かせないスパークリングワイン。シャンパーニュ、プロセッコ、カヴァ……世界中にさまざまな発泡ワインがありますが、その違いをご存知ですか?実はスパークリングワインの製法は大きく4種類あり、製法によって泡質・味わい・価格帯が大きく変わります。この記事では、製法ごとの特徴と代表的なワインをわかりやすく解説します。

スパークリングワインの泡はどこから来る?

スパークリングワインの泡の正体は、発酵時に生まれる炭酸ガス(CO₂)です。酵母が糖分を分解するとアルコールと炭酸ガスが生まれますが、この炭酸ガスをワインの中に溶け込ませることで「泡」が生まれます。どのタイミングで・どの容器で発酵させるかによって製法が変わり、泡質も大きく異なります。

4つの主要な製法

① 瓶内二次発酵(シャンパーニュ方式/トラディショナル方式)

最高品質とされる製法で、シャンパーニュスペインのカヴァ、フランス各地で造られるクレマンなどに使われます。一度完成したベースワインにリキュール・ド・ティラージュ(糖分と酵母の混合液)を加え、ボトルを密封したまま瓶の中で二次発酵を起こします。瓶内で酵母の死骸(澱)と長期間接触させることで、ブリオッシュ・イースト・クリームなどの複雑な香りが生まれ、最低15ヶ月(ヴィンテージものは36ヶ月以上)の熟成を経てきめ細かい泡立ちと深みのある味わいが完成します。

② タンク内二次発酵(シャルマ方式/グランキュヴェ方式)

イタリアのプロセッコに代表される製法。瓶ではなく大きな密閉タンクの中でベースワインを二次発酵させます。大量生産が可能でコストが抑えられるため、比較的手頃な価格帯のスパークリングに多い製法です。タンク発酵のため酵母との接触期間が短く、フルーティでフレッシュな果実味が前面に出るスタイルになります。毎日気軽に楽しむデイリースパークリングに最適です。

③ 転換法(トランスファー方式)

瓶内二次発酵で発泡させた後、澱引き(デゴルジュマン)をタンク内で行い、再びボトルに詰める方法です。瓶内二次発酵の複雑さとタンク方式の効率性を組み合わせたハイブリッドな製法で、コスパの良い本格派スパークリングに使われます。

④ 炭酸ガス注入法(カーボネーション)

炭酸飲料と同じ原理で、スティルワインに炭酸ガスを直接注入する方法。最も簡易的な製法で大量生産向けの廉価なスパークリングに使われます。泡が粗く持続しにくいですが、フレッシュな果実味は楽しめます。

製法別・スパークリングワイン比較

製法 泡質 味わいの特徴 代表ワイン
瓶内二次発酵 きめ細かい 複雑・クリーミー・熟成感 シャンパーニュ、カヴァ、クレマン
タンク内二次発酵 やや粗め フルーティ・フレッシュ プロセッコ、アスティ
転換法 中程度 本格感とコスパを両立 一部のゼクト(ドイツ)
炭酸ガス注入法 粗く持続しにくい フレッシュ・廉価 廉価スパークリング全般

クレマンとは?コスパ最強のフランス産スパークリング

クレマン(Crémant)とは、シャンパーニュ以外の地域でシャンパーニュ方式(瓶内二次発酵)で造られるフランスのスパークリングワインです。アルザスロワールブルゴーニュなど各地で造られており、シャンパーニュと同じ製法ながら価格は大幅に抑えられています。「シャンパーニュが好きだけど毎日は飲めない」という方に特におすすめです。

Wine Libraryおすすめのスパークリングワイン

フランス南西部リムーで造られる瓶内二次発酵のクレマン。瓶熟2年以上という丁寧な熟成を経たコスパ最高レベルの一本。シャンパーニュ好きの方にこそ飲んでいただきたい本格スパークリングです。


¥3,380商品ページはこちら

ロワール産の瓶内二次発酵クレマン。フレッシュな柑橘系アロマにきめ細かな泡立ちが心地よく、家飲みスパークリングの最適解として人気を博しています。


¥2,680商品ページはこちら

設立からわずか15年でリッツカールトンのハウスシャンパーニュに選ばれた実力派メゾン。豊かな果実味と酸味が絶妙なバランスで融け合い、瓶内二次発酵の醍醐味を体感できます。


¥7,480 商品ページはこちら

イタリア・トレンティーノ産のタレント(Talento)は、シャンパーニュ方式と同様の瓶内二次発酵で造られる高品質スパークリング。ヘーゼルナッツやカスタード、蜂蜜のアロマに48ヶ月熟成による奥深さが光ります。


¥3,850商品ページはこちら

まとめ

スパークリングワインの製法は「瓶内二次発酵」「タンク内二次発酵」「転換法」「炭酸ガス注入法」の4種類。製法の違いを知ることで、シャンパーニュとプロセッコがなぜ味わいが違うのかも自然に理解できるようになります。ぜひ次のボトルを選ぶときの参考にしてみてください。

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