クロ・ド・タール / Clos de Tart

クロ・ド・タール - Wine Library

Clos de Tart

880年近く受け継がれる完全モノポール——フランソワ・ピノーが守る、モレ・サン・ドニ唯一の単独所有グラン・クリュ

クロ・ド・タールはモレ・サン・ドニに位置するグラン・クリュで、1141年にタール修道院のシトー会修道女たちによって開墾されたという、ブルゴーニュでも特に古い歴史を持つ畑です。創立以来一度も分割されることなく単独所有が貫かれており、約7.39ヘクタールの全体が単一の所有者によって管理される、モレ・サン・ドニで唯一の完全なモノポールです。2017年にはシャトー・ラトゥールの所有者でもあるフランソワ・ピノーがこの畑を取得し、現在も最高水準のワイン造りを続けています。

畑の土壌は石灰岩由来の崖錘(スクリー)が40〜120センチの厚みで石灰質基盤を覆うという独特の構成を持ち、これがクロ・ド・タール特有のタンニンの質感に深く関わっています。単独所有という形態ゆえに、長期にわたる一貫した畑仕事と醸造哲学がこの畑の個性を磨き続けています。

いちごとスミレ、力強さと魅力の共存——クロ・ド・タールが示す、唯一無二の一貫性

クロ・ド・タールのワインは、いちごやスミレのアロマに、若いうちはしっかりとしたタンニンを伴う力強さが特徴です。熟成によって複雑さが増しながらも、その魅力的な個性は終始一貫しています。単独所有ゆえに毎年のスタイルのブレが少なく、クロ・ド・ラ・ロッシュのような複数所有畑とは対照的な統一感を保ち続けています。モレ・サン・ドニのグラン・クリュ群の中でも、その歴史的な重みと一貫性において特別な地位を占める畑です。 メタディスクリプション:モレ・サン・ドニのグラン・クリュ、クロ・ド・タール。1141年の創立以来、一度も分割されずに単独所有を貫く完全モノポールで、現在はフランソワ・ピノーが所有しています。いちごやスミレのアロマと力強いタンニンを持ち、毎年一貫したスタイルを保つ稀有な畑です。