クロ・ド・ラ・ロッシュ / Clos de la Roche
Clos de la Roche
モレ・サン・ドニ最大のグラン・クリュ——シャンベルタンに迫る骨格を持つ、岩が宿る畑
クロ・ド・ラ・ロッシュはモレ・サン・ドニに位置するグラン・クリュで、約16.9ヘクタールというコート・ド・ニュイでも最大規模の畑のひとつです。その名は畑のいたるところに露出する石灰岩(ロッシュ)にちなんでおり、土壌の浅さと岩盤の存在がこの畑の骨格の強さを支えています。1936年にグラン・クリュとして認定された歴史を持ち、20以上の所有者によって分割されているため、一貫したイメージを持つクロ・ド・タールのようなモノポールとは異なる多様性を見せる畑です。
ドメーヌ・ルロワがこの畑に区画を所有しており、ビオディナミ農法のもとで凝縮感のあるワインを生み出しています。ドメーヌ・デュジャックもこの畑の代表的な生産者として高く評価されており、優美でアロマティックなスタイルでクロ・ド・ラ・ロッシュの可能性を示しています。
トリュフと黒系果実が示す重厚さ——シャンベルタンに通じる、クロ・ド・ラ・ロッシュの硬派な個性
クロ・ド・ラ・ロッシュのワインは、シャンベルタンに通じる重厚さと骨格の強さで知られています。若いうちは引き締まったタンニンと黒系果実のアロマが特徴で、熟成によってトリュフや腐葉土のニュアンスが現れます。同じモレ・サン・ドニのクロ・サン・ドニが示す繊細さとは対照的に、クロ・ド・ラ・ロッシュはより力強く堅実なスタイルを持ち、50年を超える長期熟成にも対応する稀有なポテンシャルを秘めています。