Vauversin

シャンパーニュ地方コート・デ・ブランのグランクリュ「オジェ」の生産者ヴォーヴェルサン。彼の特徴は何と言ってもその畑にあります。
ビオディナミやビオロジックなどの枠組みにとらわれず、独自の自然農法でブドウを栽培しております。日本人の自然農法の父と呼ばれる故・福岡正信氏が提唱した自然農法から着想を受け、フランス・シャンパーニュの地で体現した畑には桃などの果樹、麦などの穀物、豆科の植物、花々など、ブドウ以外の植物が多く見られます。彼の畑にはまるで一つの森のような生態系があり、一見風通しが悪そうに見えても自然界の常在菌のパワーバランスが取れているためカビも無く、不作と呼ばれるヴィンテージであっても収量が変わらない、エネルギーと健康さに溢れたブドウが生み出されます。認証などには縛られず、自分が最も自然だと思えるワイン造りを行っております。また、近年では自然派シャンパーニュの代表格の一人であるマルゲとの親交も深く、彼のキュヴェの一つ「サピエンス」に使用されるシャルドネは現在ヴォーヴェルサンが供給しています。
現地でも評価と注目度を高めている若手生産者の一人です。

Ordage

注ぎ足し注ぎ足しで熟成させているリザーヴワインのみを使用して造られるシャンパーニュ。ドザージュゼロ。年間生産約 1,000 本。
柑橘のコンフィチュール、オレンジゼスト、 金木犀、 ハチミツ、ナッツなど複雑な香りと果実味を多層的に表現しています。
テンションのある酸が熟成感をしっかりと支えており、引き締まった味わいを伴っております。