レ・カゼティエ / Les Cazetiers

Les Cazetiers
グラン・クリュに隣接するジュヴレの名脇役——エレガンスと骨格が共存する、北斜面のプルミエ・クリュ
カゼティエはジュヴレ・シャンベルタンのプルミエ・クリュで、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズの真下、グラン・クリュの道に沿って広がる約9.1ヘクタールの畑です。「カゼティエ(cazetiers)」とは古フランス語で「小屋の番人」を意味するとされ、かつてこの斜面に点在した農作業用の小屋に由来するという説があります。グラン・クリュ地帯と直接境を接する立地でありながら、なぜかグラン・クリュに昇格しなかった歴史的経緯を持つ畑のひとつです。
石灰質・泥灰土の表土に花崗岩の岩盤が続く土壌は、クロ・ド・ベーズと共通する地質的特徴を持ちます。ドメーヌ・アルマン・ルソーが最大の所有者として知られており、そのキュヴェはグラン・クリュに通じる品格を持つとされます。メゾン・ルイ・ジャドもこの畑を重要な区画として手がけています。
クロ・ド・ベーズと地続きのテロワール——プルミエ・クリュの枠を超えた格を示す畑
カゼティエのワインは、赤系果実と花のアロマに引き締まったミネラル感が加わる、エレガントで骨格のあるスタイルが特徴です。グラン・クリュの隣という立地を反映した品格を持ちながら、プルミエ・クリュという格付けゆえに比較的手の届きやすい価格帯で提供されます。ルソーやジャドのカゼティエは、同生産者のグラン・クリュと飲み比べることでジュヴレ・シャンベルタンのテロワールの微妙な差異を体感する理想的な一本となります。