ピュイジュー / Puisieulx

Puisieulx

モンターニュ・ド・ランス最小のグラン・クリュ——知る人ぞ知る、白亜の丘の小さな宝

ピュイジューはモンターニュ・ド・ランスに位置するグラン・クリュの村で、シャンパーニュ地方17のグラン・クリュの中でも栽培面積が極めて小さく、ボーモン・シュル・ヴェスルと並ぶ最小規模の産地のひとつです。ランスの南東郊外に近い立地で、東〜南東に面した斜面に畑が広がります。ピノ・ノワールが主体を占め、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュとしての格付けを受けています。

規模が小さいため、ピュイジュー産のブドウはほぼ大手メゾンに買い取られ、アッサンブラージュの一部として使われることがほとんどです。単独村名を冠したキュヴェが市場に流通することは極めて稀であり、その希少性ゆえにシャンパーニュの探求者の間でコレクション的な関心を集めることがあります。

流通量の少なさが際立てる産地の個性——グラン・クリュの格を静かに宿す小村

ピュイジューのシャンパーニュは、ピノ・ノワール由来の赤系果実と白亜土壌のミネラル感が穏やかに調和するスタイルが基調です。モンターニュ・ド・ランスの骨格と品格を備えながら、小産地ならではの静かな凛とした個性が感じられます。シャンパーニュの17グラン・クリュを系統的に探求するうえで、ピュイジューはそのリストに欠かせない存在であり、出会えたときの喜びはひとしおです。