商品名(原語) |
Chablis
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タイプ | 白 / 750ml |
産地 | France / Bourgogne / Chablis |
生産者名 | Moreua Naudet |
生産年 | 2023 |
ぶどう品種 | Chardonnay |
輸入元 |
VIVIT |
備考 | お届けするヴィンテージは2023年でございます。 |
![]() MOREAU-NAUDETシャブリのミネラルと純粋な果実味が共存する現代的味わいモロー・ノーデは、機械化以前の自然な栽培・醸造法を徹底しています。畑の耕耘、有機栽培、手摘み収穫、全房圧搾、野生酵母による発酵、自然清澄、そして長くゆっくりとした熟成により、シャブリ本来のミネラルを中軸に、深みのある純粋な果実味、自然な質感、複雑さ、凝縮感を兼ね備えた独特な個性を表現しています。 揺るぎない継続性とさらなる進化で二ツ星へと昇格2016年に当主ステファン・モロー氏が急逝しましたが、妻のヴィルジニ氏がドメーヌを引き継ぎました。ドメーヌのチームは一層結束し、ワイン造りの細部へのこだわりを強めています。この弛まぬ努力と進化が評価され、ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2019年版で二ツ星へと昇格しました。ヴィルジニ氏は「スターは個人ではなくドメーヌである」と語り、継続性とさらなる進化を誓っています。 ドメーヌの歴史モロー・ノーデは17世紀から続く家族経営のドメーヌです。1929年、当時の当主アルフレッド・ノーデ氏がシャブリのアペラシオン境界策定に貢献し、その後名誉会員となりました。1950年にマリー・ノーデ氏がルネ・モロー氏と結婚し、ドメーヌ名をモロー・ノーデに変更。1968年にはロジェ・モロー氏が参画し1972年に継承、1991年にはステファン・モロー氏が加わり、2004年に当主となって名声を築き上げました。2016年のステファン氏急逝後は、妻のヴィルジニ氏がドメーヌを率いています。 ドメーヌの個性と特徴モロー・ノーデでは、時代に左右されない自然な栽培・醸造哲学を実践しています。ヴァンサン・ドーヴィサの影響を受けたこの手法は、コート・ド・ボーヌのトップ生産者にも通じるものです。これにより、彼らのシャブリは痩せてつまらないものではなく、コート・ドール最高峰の白ワインに比肩する質感と魅力を持ち、シャブリ特有の快活なバックボーンも保ちながら、明確なミネラル感と純粋な果実味、複雑さを表現しています。 畑についてドメーヌはシャブリにおいて極めて非凡なクリマと多くの古木を所有しています。現在の栽培面積は22ヘクタールで、特級のヴァルミュール、一級のモンテ・ド・トネール(シャプロ)、ラ・フォレ、モンマン、ヴァイヨン、村名シャブリ、プティ・シャブリに分かれています。平均樹齢は35年から50年に達し、特に村名シャブリのレ・パルグは、樹齢50年でプルミエ・クリュに匹敵する質感と深みを持つ単独キュヴェとして瓶詰めされています。左岸ではモンマン、ラ・フォレ(ドーヴィサ隣接区画)、ヴァイヨン、右岸ではモンテ・ド・トネール(ラヴノー隣接区画“シャプロ”)に区画を所有し、グラン・クリュではヴァルミュールを所有しています。このように、優れたテロワールに植えられた古木(多くが樹齢50年を超える区画)の継承は、ブルゴーニュ白ワインの超一流生産者に求められる素晴らしい特質です。 栽培についてドメーヌはビオやビオディナミの認証は受けていませんが、20年前から殺虫剤、除草剤、防虫剤、防カビ剤などを一切使用しないビオロジックを実践しています。施肥は有機肥料を極少量のみ施し、年に4〜6回土を耕し、手作業で除草を行います。収量は、春先の短小剪定や厳格な芽かき、摘心で低く抑えています。一年を通じて全ての区画で膨大な作業を手作業で行い、シャブリのテロワールがワインに表現されるよう最善を尽くしています。 醸造について機械収穫が主流のシャブリにおいて、ドメーヌでは特級からプティ・シャブリまで全ての区画で手摘み収穫を行っています。完熟を待って収穫後、直ちに選果し、全房で空気圧圧搾機にて3時間半かけてゆっくり圧搾し、その後10〜12時間かけて前清澄を施します。アルコール発酵は野生酵母のみで自然に行われます。 プティ・シャブリと村名シャブリ、プルミエの一部とグラン・クリュはステンレスタンクで発酵します。レ・パルグのキュヴェとプルミエ・クリュの一部のワインは、1/3が樽、2/3がステンレスタンクで発酵し、バリック(228リットル)と600リットルの大樽を併用。アルコール発酵も3ヶ月近くかけてゆっくりと行います。マロラクティック発酵も自発的に行われ、熟成は発酵と同じ容器でシュール・リーの状態で行います。熟成期間はプティ・シャブリと村名シャブリが15〜18ヶ月、一級と特級は24ヶ月と長期です。熟成期間中に澱引きを1回行い、同時にワインを空気に触れさせます。瓶詰め前に各ロットをアッサンブラージュして自然清澄させ、無濾過、もしくは珪藻土で軽く濾過を行って瓶詰めします。 ドメーヌの大きな特色は、完熟を待った手摘み収穫、シャブリとしては長期間の熟成、そして野生酵母のみでの醸造です。これにより、ワインは若いうちは峻厳さを感じさせますが、時間を置くことでシャブリのテロワールとミネラル感が明確に現れます。 |