2011 キュヴェ・シャルドネ・ヴィエイユ・ヴィーニュ / ル・ブリュン・セルヴネイ

ジャック・セロスやアグラパールといったトップ生産者を擁し、コート・デ・ブランを代表するグラン・クリュ Avize は化石が堆積した白亜の土壌により太く切れ込む酸と強いミネラルを備えた骨太な偉大なシャンパーニュを生み出します。

ブリュン・セルヴネイは四代に渡りアヴィーズでブドウ栽培を行ってきた家系で1933年にRMとしてシャンパーニュ作りを開始。所有する畑には高樹齢の古木が多く植えられており、1910年植樹のものも含まれています。深く根を伸ばす古木は地中深くのミネラルを吸い上げワインに反映させます。

投票によりシャンパーニュ生産者組合の代表を務めたこともある信頼に厚い現当主パトリックはアヴィーズの個性を引き立てることに専念しています。ステンレスタンクを用いた発酵を行い、マロラクティック発酵を避け造られる彼のワインには堅牢でミネラリーなアヴィーズのありのままの個性を反映しています。

個人客や地元のレストランにのみ販売していた時期が長かったため、同コミューンの他の生産者に比べれば知名度は低いが、クラシックなアヴィーズの魅力溢れるシャンパーニュを生むお手本ともいえる造り手です。

Cuvee Chardonnay Vieilles Vignes

グランクリュ、アヴィーズの古樹の区画のブドウのみを使用。古樹ならではのブドウのエキスをしっかりと感じる果実に、びっしりと敷き詰められたシャープな酸とミネラル。アヴィーズの骨太なエレガンスがよく表現されています。