2022 リムー ラス・グラヴァス / アルトニャック (アントニャック)

シャルドネの聖地リムーの「南仏版ムルソー」

ブルゴーニュで代々続くブドウ農家に生まれ1986年にマコネでドメーヌ を立ち上げたジャン・リュック・テリエとクリスチャン・コロヴレイはドメーヌ に情熱を注ぐ一方で、ブルゴーニュ の外にもシャルドネ の可能性を探していました。その中で南仏のシャルドネの聖地と名高いリムーに目をつけその中でも最も標高が高く冷涼なアルトニャックのシャトーを購入。荒れ放題だった畑やカーヴを3年がかりでワイン造りに適した環境に整えました。

シャルドネ はピレネー山脈を望む海抜400m南斜面の粘土質石灰土壌の畑で育てられます。最も古い樹はマコネからのクローンであり完熟するとミュスカのような芳香を放ちます。また、昼夜の寒暖差が大きく理想的な酸度、糖度が育まれクローンの特性も最大限引き出されます。初ヴィンテージの2000年からすでに各評論誌で「極上のシャルドネ 」と絶賛されW.A.でも「並外れた成功作」と評価されるほどのクオリティに仕上がりました。

Limoux Las Gravas

海抜400mの南-南西向き斜面にラングドックで初めて植樹された樹齢約40年のシャルドネを使用。良く熟した南国系果実のふくよかな香りにクリーミーな樽香を感じさせます。濃厚な果実の中には海抜の高さを感じさせる涼やかさも備えており、その味わいは南仏版『古き良きムルソー』と称されるほどのクオリティ。